with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

九州旅行3日目(3月13日 黒川編)いやしの里 樹やしきへ

2008年03月26日 | 01. ドライブ・旅行記

やまなみハイウェイ~宿

やまなみハイウェイを快調に飛ばし、瀬の本を左折。まっすぐ行けば湯布院だ。

定刻通りで黒川温泉に到着。

 

宿の方がすでに待機しており駐車場へ車を停めチェックインまでラウンジで

お茶をいただきながら待機。

 

と案内されたラウンジの眺めのがすごかったです。

長めのカウンターの前がすべて綺麗なウインドウになっており、景色が一望できます。

 

 

そしてカウンターにはドーンと中央に宮崎幻の焼酎「百年の孤独」が。

 

 

そして窓際にはプレミア価格がつく「森伊蔵」、「魔王」、そして「村尾」3mのそろい踏み!

ほかにも「佐藤」など各種これでもかと言わんばかりに並んでいました。

 

 

私たちのチェックインも済み、部屋へ案内されたのがここ「山法師(やまぼうし)」。

離れになっており、すぐ隣にも別の離れがあったのですが非常に静かでしたね。

 

 

部屋に入ると広い和室(十畳)。

 

 

十畳以上の広さを感じていたのはこの天井のせいだと思います。

太い梁が見え、高い天井が気持ちよかったですね。

 

優しい照明も良い。

 

となりの部屋がこちら。

天然の木材を使用した不規則なかたちをした立派なテーブルと椅子が4人分ありました。

キッチンにはレギュラー珈琲とコーヒーメーカーまでそろっておりありがたかったです。

 

 

そのキッチンからの眺め。

 

 

そしてこちらがとっておきの部屋付露天風呂。

良い眺めです。

写真右側から渓流のせせらぎが聞こえてきます。

夜は程よいくらいににライトアップされてました。

 

 

この風呂には食後ゆっくり入るとしてまずは食事処へ。

「阿美田(あみだ)」という名前です、部屋の近くでよかったです。

 

 

掘りごたつ式になっている個室に案内され、目の前の囲炉裏にはなにやら溶岩みたいな

のがゴロゴロ、聞いたらやはり溶岩だそうです。

 

銀婚式のお祝いの挨拶のあと料理が一品ずつ運ばれてきました。

でも「あの~、銀婚式というのは結婚何年目ですか?」とお若いスタッフに訊かれ、

妻と二人で苦笑い・・・。

 

まずは食前酒の「柚子みつ酒」をいただきながらこの「うるいと椎茸の胡麻かけ」から。

胡麻が良く利いて口の中に香りが広がります。

 

 

次がなにやらいっぱい入った「九種盛」。

 

 

こちらが芋を使った吸い物、「蛤真薯」。とても柔らかな(やさしい)お味

 

 

お造り「三種盛」。クラッシュアイスたっぷりの涼しげな竹の入れ物でした。

 

 

目の前のランプのような筒状の調理器に山女を立てかけてくれました。

40分ぐらいかかるそうです。

 

 

そしてこちらのお得意「溶岩焼」の肉盛・野菜盛。

これを溶岩を綺麗にスライスしたプレートで焼きます。

 

 

これがそのプレート。冷めにくいのでしょうが、熱くなるまで少し時間がかかりました。

熱くなってからは快調に食べ出します。

しかしこのプレートととなりの山女の調理器と二つ熱源があったせいか、

外は肌寒いぐらいだったのですが、個室のせいもありかなり暖かくなりましたね。

 

 

焼けるのを待つ間に次の熊本名物「馬刺し」、にぎりもありました。

このにぎりがまた美味しかった、ほんと軟らかな肉でした。見た目もすごくきれい!

 

 

こちらは「道明寺蒸し」餅米がいい味でした。

 

 

次の「蕎麦サラダ」が軽くアクセントになりツルッと入りました。

でも溶岩焼も食べ始め、肉も少ないかなと思ったがとんでもない、

コース全体のボリュームはちょっと多すぎ?と思うくらいすごかった・・・と思います。

 

 

この山女が焼き上がって食べられる頃にはすでにほぼ満腹状態、

それでも柔らかな食感ともども美味しかったです。

 

 

締めは「山のおじや」上にのってるのが山芋。下は「鮎うるか」と「蕗(ふき)味噌?」

お新香に赤だしも。

 

正直やっと終りかなという感じ。

 

 

最後はデザート、バニラアイス、キウイ、苺と林檎のババロア。

 

 

いや~、ボリューム満点!

妻はもう最後の方は白旗掲げてました(笑)。

「大概の女性はすべて食べ尽くすの大変じゃない」などと盛り上がっておりました。

それぐらいありました。

 

満腹になって部屋に帰り、さあ待望の露天風呂。

もう外は真っ暗。

星が雲でほとんど見えなかったのが残念。

聞こえるのは竹の蛇口から出てくる温泉の音と川のせせらぎ。

 

この露天風呂、手前右側が「立ち湯」になっているので手すりがついてます。

130㎝ぐらいの深さなので、私で胸の下ぐらいですので、

ちょうどいい温泉の浸かり方ができます。

妻では肩までいっちゃいそうです。

また先端の方は浅くなっており、岩に頭を乗っけて寝湯ができます。

やってみるとこれが満天の星が(出ていれば)最高そうでした。

大変良くできた露天風呂になっています・・・素晴らしいです!

 

星が出てれば満点!

 

二人ゆっくり露天風呂を楽しんでいる間に宿のスタッフがこれを届けてくれました。

妻に内緒のサプライズ第3弾。

黒川温泉にある人気店「パティスリー 麓」のケーキ。

確認して頼んだのではないのですが、宿のhpにここを勧めていたのでたぶんと思って・・・。

 

でも良かったです。黒川温泉郷を散策する予定は今回なかったので、

部屋でこちらのケーキをいただけてすごくラッキーでした。

 

 

妻がまだ風呂に入っている間にローソクをセットし、

こっそり用意したコーヒーメーカーのイッチを入れ、

テーブルセッティングを急ぐことに・・・。

 

 

今日がまさに結婚記念日当日なので、妻もケーキの二日連続攻撃には驚いてくれた。

 

「妻が喜んでくれること」が私自身もこんなに嬉しいんだと、しみじみ感じらて

今回の旅行が私にとっても意義深いものだと実感しました。

改めて25年間の妻の苦労に感謝した。

 

ふかふかのお布団に入り、しばし夫婦の会話を楽しんだ。

 

明日はいよいよ湯布院だ・・・つづく。

「いやしの里 樹やしき」地図


九州旅行3日目(3月13日 阿蘇編)

2008年03月26日 | 01. ドライブ・旅行記

阿蘇草千里ヶ浜~大観峰~やまなみハイウェイ

高千穂峡を後に218号線とお別れしいよいよ九州三県目、熊本県に入る。

 

ちょうど宮崎と熊本の県境上にループ橋があった。

このループ橋の中央を地図では県境線が走っているのだ。

ここからようやく阿蘇の高森町に入ることになる。

 

 

道も山のなかを走るようになるが、まだしばらくはアップダウン・ワインディングは少ない。

 

 

高森峠を抜けるあたりが道がうねうねしていたのと、

111号線阿蘇パノラマラインに乗り出してからいよいよ本格的な山道となってきた。

 

 

ここで持って行ったナビに随分と助けられた。

ヘヤピンカーブや小さなカーブが連続するような道路では普通だと慎重になり

速度も必要以上に抑え気味になるが、ナビのおかげで先読みができる、

この歳になるとこれはありがたかったですね。

コーナー半径がだいたい予測できるので、スピード調整が楽なだけでなくハンドリングも事前に

心の準備ができた。

普通このスピードでこのワインディングを連続していたら妻はきっと気分が悪くなるだろうな

とつくづく思いましたよね。

ナビのおかげで山道走行が速く、快適にドライブすることが可能となったわけである。

 

 

パノラマライン中岳近くで噴煙も見えました。

 

 

そしてまもなく草千里ヶ浜へ到着です。

私たちが到着したときは車の往来もなく、このゲートを素通りしようとしたら

小屋の中から素早く女性が腕を大きく伸ばしてきて車を止められました(笑)。

無料でいいと思いますが・・・。

 

 

車を停めてしばし草千里を見学へ。

とはいえ、この景色です!

緑がどこにもありません。

 

広大な景色には圧倒されます。気持ちも大変いいのですが・・・、

私が妻に見せたかったのは一面緑の草原、そして草を喰む馬たち、

そう5月過ぎから夏にかけて私が見た景色なのですねえ。

 

分かってはいたのですが、ちょっと寂しかった。

事前に妻には3月の寒々しい景色の印象を伝えてはいたのでガッカリはしてなかったみたい。

よかった、よかった。

 

 

天気はまずまずだったので草千里で散歩している人も多かったです。

 

 

ここの景色はあらかじめ想定内だったので、早めに切り上げ大観峰へ・・・。

 

草千里ヶ浜を出発してすぐ「米塚」をみっけ。

これも緑はないなと思っていたが、まさに「真っ黒」!

 

しかしなぜかこの形には魅せられるものが。

自然の造形美とでもいうのか、なるほど美しいですよね。

なんか米塚に「3月の阿蘇も良いでしょ」とちょっと慰められたような気がしました。

 

この写真もすごく気に入ってます。

 

 

草千里ヶ浜からは約30分ほどで「大観峰」へ到着。

この時期は阿蘇に緑を期待してはいけないのでしょうね。

私たちの旅の最終日15日(土)にこの阿蘇一帯で「火祭り」が予定され、山焼きを

行うなうぐらいですから、これからなのですよね。

 

ふとそんなことを考えていたら、きれいな光のカーテンが私たちを迎えてくれました。

 

 

大観峰の休憩所です。

ちなみにこの茶屋の横にあるトイレがものすごくきれいで驚きました。

 

 

ここから展望所へ少し歩いていたら、景色がこんなでした。

 

 

阿蘇五岳のいわゆる涅槃像の顔に当たる山のギザギザがようやく見えるような状態だった。

その奥の外輪山どころか裾野に広がる田畑も少し霞んでいた、・・・ん~残念!

 

下の写真の、先の展望所まで疲れている妻を歩かせるのは可愛そうかな~。

 

 

というわけで近くで展望のきく崖を探し記念写真を撮りました。

 

 

二人で大観峰の雰囲気だけは感じ取り、茶屋へ戻ってジャージー・ソフトをいただきました。

時間がすでに4時30分を過ぎており、ここから宿(5時チェックイン予定)まで40分は

見ていたので20分ぐらい遅れる電話を入れてから出発。

 

ところが走り出してナビの到着予定時間を見ると5時過ぎには着いてしまいそう。

ほとんど車が走ってないのでスイスイ走れてしまうのです。

 

宿の人からは「お電話いただけて助かります」と言われており、仕方なくやまなみハイウェイ

で見つけた久住の山を見渡せるパーキングで一服することに、時間調整です(笑)。

 

 

かえってこのくらいの距離感での展望の方が清々しかったですね。

夕方はさすがに晴れていても涼しかった。

 

 

さあそろそろ良い時間です。

黒川温泉に向かって出発、やはりあっという間に着きました(笑)。

 

黒川温泉「樹やしき」へ・・・つづく。

「草千里ケ浜」地図


九州旅行3日目(3月13日 高千穂峡編)

2008年03月26日 | 01. ドライブ・旅行記

高千穂峡~番外編「素敵なカフェ」

青雲橋を出発して程なく高千穂峡に到着です。

 

空模様は「曇り」、ちょうどいい塩梅だと思います。

時間に余裕は無いが妻には知らせていないカフェスポットにもぜひ寄りたいのですね。

車もそう多くはなかったので、ボート乗り場のある御塩井駐車場(有料)でも良かったのですが、

せっかく時間をとったので、見どころの多い「高千穂大橋」から「御橋」までゆっくり歩きたかった

のです。

それにこの大橋第一駐車場は町営で無料、かつ先ほどのカフェにも近いのです。

下の写真に写っている橋は「高千穂大橋」。

 

 

こちらが一番新しく大きい「神都高千穂大橋」。

大橋第一駐車場から撮ってます。

 

 

この駐車場の近くから遊歩道入り口があり高千穂峡へ向かいます。

 

 

気持ちのいい林の中をちょっと歩きづらい間隔の石段を下りて行きます。

気温も暑からず寒からず、ちょうどいい最高のコンディションではないでしょうか。

 

 

下に下りきるとさっそく深い緑色の水をたたえた渓谷が姿を現します。

まだまだ高さはありませんが、柱状岩らしき形状は見てとれます。

 

 

このへんから見上げた「高千穂大橋」と「神都高千穂大橋」。

いい空模様でしょ。

 

良い雰囲気です。

 

神橋まできたときに、この横から下へ降りていけそうなのですが、「危険」という看板があり

通ることができず仕方なく車道を歩くことに・・・。

 

でも帰り道では通れるようになってました、看板のどかし忘れ?

 

これは神橋から続くトンネル。

 

 

トンネルを抜け、下に降りられるところを見つけ、「槍飛橋」あたりの遊歩道に復帰。

しばらく歩くと渓谷の先のほうからボートが一艘現れました。

ずいぶん奥まで来れるのですね。

 

 

しばらく行くと、しめ縄の巻かれた大きな岩が。

これが「鬼の力石」というものだそうです。

 

 

この石の由来は下をご覧ください。

200トンもあるんですね、写真ではわかりづらいですが相当でかいです。

 

 

このあたりの山肌ですが、やはり柱状岩のようになってます。

 

かなり迫力ありました。

 

見て下さい、水面から5~8メートルぐらいでしたか真っ直ぐ伸びた岩。

水面に入るところを見るとノゴギリの刃のようです。

 

 

鬼の力石をすぎると見えてきます、聞こえてきます。

待望の「真名井の滝」です。

 

とても綺麗です。

ほんといい雰囲気を作り上げていますよね。

思わず「お~!」と声を出してしまいました。

 

 

ボートから見るとまた違った迫力があるのでしょうね。

今回はゆっくり歩きたかったので乗りませんでしたが、楽しそうでした。

 

とにかく「絶景!」

 

展望所付近でこんなところを発見。

焼き物の(弥生時代に多く見られた)勾玉を1個100円で売っていた。

売り上げは高千穂峡の保全費になると書いてあったので一つ買いました。

 

 

こちらはなにやら生け簀のようにせき止められたところにいっぱい鯉がおりました。

 

狭そうでかわいそう。

 

と思いながら堰き止められた先を見ると、なんとまさに真名井の滝の水が落ちるところでした。

 

 

上の口から、下の写真のように水が流れ落ちておりました。

なんとなく「えっ、そうなの」という感じ・・・。

 

 

上の写真でわかるようにここで滝の見る位置が変わります。

 

椿の緑の葉と赤い花、川面そしてボート、情緒ありますよね。

 

 

おのころ池近くの水車小屋の横にきれいに咲いた「桜」?と何?

近寄れなかったのでわかりませんでした。

 

 

ここから少し歩くと「御橋」に到着、私たちはここでゴール(何せ帰りもありますので)。

ゆっくり高千穂峡を歩いて堪能いたしました。

帰る途中、「神橋」、「高千穂峡」、「神都高千穂峡」三つのアーチを背景に

記念写真を撮って帰りました。

行きの時にここへ通じる入り口が封鎖されていたのです。

 

いいロケーションです。

 

駐車場まで戻り、そのまま妻を例のカフェへご招待。

帰りに通る神都高千穂峡の真下をくぐって歩きます。

 

 

橋をくぐりほんの少し歩いたところ、大きな駐車場のあるそば屋さんの向かい。

お土産屋さんの通りの奥にそのカフェは確かな存在感とともにありました。

 

ふる里茶房「石の蔵」です。

 

 

「ガラガラ」と玄関を開けるとお店の中も見事に石の壁。

「お好きなところへどうぞ」と優しい声。

二階もあって、今はグループが使っているとのことで、石の壁を見たくて一階の奥の席へ。

 

 

メニューからは下調べで評判の良いものをすでに決めていましたので、すぐさまオーダー。

 

何はなくてもまずは高千穂湧水でいれた珈琲。

 

 

私はそれと評判の非常によい「豆乳モンブラン」をセットで。

 

 

妻は珈琲と「胡麻と黒米のムース」をセットで注文しました。

 

 

まず珈琲はたいへん美味しかった!

自分でも(コーヒーメーカーで)いれる方なのだが、この味は最高。

ミルクも砂糖も要りません、豆を聞いておくんだったと後悔しております。

私にとってここの珈琲が美味しさの基準となってしまいました。

 

スイーツの方も妻と食べ比べをしましたが、どちらも甘さ控えめでヘルシーな美味しさ。

2つぐらいいけそうでした。

 

いただいているうちに、2階のグループがぞろぞろと引き上げていきました。

するとおかみさんが「今2階におひな様が飾ってあるので見ていきますか?」という。

 

おひな様?とも思いましたが、2階の一角に高千穂のジオラマがあると聞いていたので

確認したら今はかたしているとのこと。

 

それでは2階の雰囲気も見させてもらおうと二人で上がっていきました。

そしたらこの状態です。

 

 

手前から上に向かって新しくなっているそうです。

一番手前の小さいひな人形は非常に古い品物だそうですが、良くできてます。

この量にびっくりしながら記念写真を撮らせていただきました。

 

2階の壁は同じ石でも1階のように出っ張ったものではなく平坦な石の壁でした。

やはり冷たさはなく、良い雰囲気でしたねえ。

 

 

下に降りてお礼を述べ、ひとしきり世間話をしたのち「石の蔵」を後にしました。

ほんとに温かいお人柄のおかみさんで、楽しいひとときでした。

 

さあ駐車場へ戻り、時計を見たら2時!

予定では高千穂発は1時20分、だいぶ超過してしまいました。

ただ道路が比較的流れていたのと、天気がこんなだったので阿蘇の「大観峰」は行っても

景色が見えないかなと思ってましたのでその分ゆっくりしてしまいました。

 

車を出して218号線に戻り阿蘇目指してドライブ再開です。

218号に戻るとすぐ「道の駅高千穂」がありました。

下の写真は道の駅の駐車場の並びにあるモニュメントです、迫力ありましたね。

 

 

さあまずは阿蘇の「草千里ヶ浜」を目指します・・・つづく。

「高千穂峡」地図