二日目白川郷を後にして奥飛騨温泉郷・福地温泉に向かう。
飛騨清見IC.~(中央縦貫)~高山IC.~158号線で奥飛騨温泉郷、まずは平湯へ、
平湯大滝公園に2時過ぎに到着。
こちらはさすが平日、観光客も少なくとても静か。
蕎麦打ち体験などが可能な体験館やレストラン、足湯などの施設があるのだが、
まずはシャトルバスに乗って平湯大滝まで行きます。
日本の滝百選に選ばれた平湯大滝、落差60メートル以上あるそうです。
もっと滝のそばまで行けるようになっているのですが、改装工事が始まるのかここまで。
それでも風に乗って滝のしぶきが飛んできます。
良い天気のなか、帰りはゆっくり歩いてみました。
こちらは大きな池のまわりをぐるっと囲んだ「足湯」と左がレストラン。
屋根のあるテーブル席で足湯に浸かり、
大きな池やロックガーデン&山々の景色に癒されます。
これはよくできてましたね、テーブルも手前に少し倒れて広くなります。
湯温はけっこう高めです、元湯は熱すぎてきれいな湧き水で冷やしているのだそうです。
ここで遅いお昼をいただきます。
妻はざるそば、私は冷やしおろしそばをいただきました。
足湯に浸かりながらというのもなかなかイケますよ。
車に積んだクーラーBOXに高山で買った飛騨牛コロッケが入っており、
取り替えようの氷を手に入れるため宿に行く前に平湯バスターミナルへ寄りました。
もうすでに奥飛騨温泉郷、山も近く雰囲気が・・・。
新穂高へのメインルートをはずれ、福地温泉へ入ります。
本日のお宿「里山のいおり 草円」駐車場へ到着。
駐車場側のしゃれた入口から入ります。
エントランスまでの演出も良いですね。
こちらが玄関。
正面のちょっと狭めの入口をくぐるように入るのも風情があります。
ロビー横の囲炉裏端でお茶とこの日の朝ついたお餅をいただき一服です。
案内された部屋は木庵。
予約は草庵だったのですが空きがありアップグレードされてました。
とても静かなお部屋で、窓を開けると目の前は川が2本並んで流れてます。
目の前の川のせせらぎに癒されます。
頭を外に出して横を見るとこの景色・・・。
なんともいえない山々の織りなす遠近感、いいですねえ。
テーブルには三段になった器がセットされてます。
中はお豆、さつま芋、塩昆布など、お茶請けにこの手作り感はいいです。
早めに着いたのでさっそくお風呂に。
草円には大浴場(男・女)、貸切風呂3ヶ所、そして森の湯・2種類(すべて別棟・無料)とあり、
入ろうと思えば6つの風呂に入れます。
最初にいったのは貸切風呂(1ヶ所工事中でした)、空いていた小さい方へ入ります。
3つともそれぞれ内風呂付きの露天風呂です。
最近は小さいからとガッカリしません。
掛け流しであれば、小さい方が常に温泉が新鮮なのです。
素敵な景色を見ながら妻と入りました。
こちらは貸切風呂の棟にある休憩所、囲炉裏のある広い部屋です。
温泉で火照った体を休めるのに最高、メンテナンスもしっかりしてとても綺麗です。
さあ次は森の湯へ、温泉のはしごです(笑)。
ちょっとだけこんな気持ちの良い道(せせらぎの小径)を歩きます。
写真の右側はすぐ川です。
どうです?素敵な雰囲気ですよね。
夜8時で男女入れ替えです、私は「釜湯」で妻は「岩湯」でした。
ここから入ります。
中はまだ新しく、とても綺麗でした。
私だけだったので写真を撮っちゃいました。
まさに森の湯。
聞こえるのは川のせせらぎと鳥の声だけ、至福の時間でしたねえ。
いい風呂に浸かり、部屋で小休止するとお待ちかね夕食の時間です。
予約時期が早かったせいか個室風の囲炉裏に席が取ってありました。
座敷の囲炉裏と違って楽ちんです。
すでに芋の五平餅と岩魚には十分火が通っており、すぐ食べられます。
まずは旬彩、天子の杉板焼きと銀杏。筒状に杉の板で丸めて火を通してあります。
楊枝にさしてあるのがムカゴ、ホクホクと美味。
その右はいんげんを鶏肉で巻いたもの。
それと甘唐辛子の味噌炒め、酒がすすみそう(下戸ですが)。
こちらがその杉板焼き、さらに中は朴葉にくるまれて焼かれてますのでいい香りです。
今回特別にメニューに入れていただいた飛騨牛朴葉ステーキ。
食べ頃を考え早めに火にかけます。
こういった小鉢の座付にも手は抜かず、とてもうれしい。
美味しかったです、焼き舞茸とほうれん草の和え物。
クコの実がアクセントで全体的になんともいえず爽やか。
モチッとした食感で中がサクッとした「蓮根まんじゅうのお吸い物」、いい出汁加減でしたね。
朴葉ステーキに火が通るのを見ながら、熱々のこちらをいただきます。
良く火が通っており、岩魚は尻尾から四口ぐらいでパクッといただきました。
「芋五平餅」は五平餅?という感じでしたが、しっかりとした芋の食感で、
ぬってある香ばしい味噌ともども美味しくいただけます。
右は姫リンゴを甘く漬けたもの、とてもサッパリのいい口直しです。
そしてお待ちかね朴葉みそに絡んで食べ頃の飛騨牛(ちょっとレア気味)をいただく。
とても柔らかくジューシー、そして何より味噌に負けてないのにはほんとビックリ。
大正解でした。
昨日の夜もっと食べたかった飛騨牛のリベンジ完了といったところ。
続々来ます。
こちらは信州サーモンのタタキ、とても綺麗な色でいいタイミングのさっぱり系である。
朴葉ステーキが終わったと思ったらまたまた飛騨牛の連続攻撃。
こちらはレギュラーメニューに入った飛騨牛の網焼き、霜降り加減が素敵でした。
一緒に焼いた野菜もパプリカは普通ですが、満願寺・ペコロスといわれる玉ねぎや獅子唐?
がお初の味でした。
ストレートな肉の味がまた格別でしたね。
そろそろ終盤そばがきと宿儺かぼちゃの揚げ出し。
好みによるでしょうが、全体的に薄味傾向なのは好感が持てました。
ここで釜炊きご飯、赤だし、香の物が出てきてもう無理だろうと思いきや・・・、
おこげの入ったご飯が美味しいこと、朴葉みその残りでおかわりしてしまいました。
締めは水物、爽やかな黄色の宿儺かぼちゃムースと洋梨それに黃華という葡萄がデザートに。
ペロッといちゃったので写真を忘れました(笑)。
質・量ともに大満足の夕飯でした。
飛騨牛も凄かったが、釜炊きご飯は特筆もの。
おこげご飯の香ばしかったこと・・・。
満足して部屋へ戻る途中に見つけた果物の飾り。
部屋の前の廊下。
足下の竹かごを使った照明がいいムードを醸し出し、
間接照明をうまく使って落ち着いた雰囲気です。
食後と寝る前に2回入ったやはり別棟にある大浴場。
暗くて外の景色はよく見えませんが、半露天です。
そのため洗い場は壁に区切られており(別室になってる)冬場でも寒くならない。
半身浴もできるミストサウナ室もあります。
この浴槽深さがいいです、手前の段に腰掛けて半身浴、奥にいってしっかり肩まで浸かれます。
川の流れと虫の声だけが聞こえる素敵なバスタイムでした。
男女風呂の入口にはこのお休み処があり、飲める温泉がチョロチョロと出ております。
温泉のこぼれ落ちる竹には湯の花がビッシリ。
素晴らしい。
そばに冷蔵庫があり、牛乳、ビール、清涼飲料水などが入れられており、
記名するだけで飲める。
私たちは二人でフリーザーから飛騨古川の名産牧成舎のアイス最中をいただきました。
少し堅すぎて、部屋に持って帰ったころが食べ頃だったかも。
なんたっておすすめがこれを「レンジでチンする」ですからね。
これはロビーにあるお土産処の天窓。
きれいなステンドグラスが2面ありました。
これは廊下のお花。
次の朝コスモスに変わってました。
こうした気遣いは素敵ですね。
飲物の自動販売機(笑)。
冷たい湧き水で冷やされています、やはり記名式。
ほんとに冷たかったですよ、Webで宿泊予約した人はどれでも100円(酒は別)。
大きな製氷機も完備、ありがたいサービスです。