with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

Zeissな日々…Mount-Adaptor

2017年07月23日 | 02. カメラライフ

​今日は私のZeissにまつわるマウントアダプターのお話を少し...

α7に使っているマウントアダプターは安くて人気の(中華製)「K&F Concept」のGレンズ対応仕様のものである。


購入以来ずっと使っていたが一つ気に入らない点があった、無限遠が合っていないことだ。この写真のplanar T*1.4/50もD700で使っていると遠景はピントリングを回し切ればピタッと無限遠が出る、これは最近のAFレンズなどをマニュアルフォーカスで使うときと違ってとても気持ちが良い。

今どきのAFレンズはマニュアルフォーカス使用時に無限遠マーク「∞」の少し手前でピントが合う感じであり、夜景や星景写真などではピント合わせに気を使うものだ。先日の富士山を深夜に撮った時もD700にDistagon T*1.4/35を付けていたおかげで真っ暗のなか灯りも付けずにピント合わせ(無限遠にする=回し切れば良い)が簡単にできた。

『オーバーインフ』という新たな壁…

調べてみるとこのレンズの∞マークの手前で無限遠が出るのは中華製の特徴だそうだ、規定のフランジバックより若干短めに設計してある・・・これをオーバーインフ気味になっているというそうだがそうした製品が中華製らしい。これは悪いことではなくて経年変化やばらつきの多いオールドレンズにとっては「確実に無限遠が出る」ということでとても重宝するようで、ライブビューやファインダーのピント部分拡大表示機能でかなり遠くのものまでピントを追い込むことができるので有利だということだ。

まさに上の写真の中華製:K&F Conceptのマウントアダプター(Gレンズ対応版)はそれで、あながち不良品と言って切り捨てる訳にはいかないようだ(笑)。ただしそのために遠景撮影の都度ピントを慎重に追い込まなければならない作業がつきまとうわけだ。

そんなマウントアダプターとオールドレンズの関係を知らず、手持ちのZeissレンズを快適に使いたくて、また手持ちのレンズがほぼ絞り輪が付いているものが多いということもあり絞り機能のないAi対応版(NIK-NEX)を入手した。もちろん安くて助かる中華製:K&F Concept の製品である、それぞれ2,900円そして今回のが約2,300円という安価な製品だ。

実際に付け替えてみたところ…上のオーバーインフの説明を理解した上だとまさに「幸か不幸か」ピントリングを回しきってピタリと無限遠が出ました。


試し撮りをした朝の景色・・・とても気持ちよく遠景にピントがきてます、文句なしです(笑)。


これがその2つのアダプターです、まあ上の解説からすれば右の最初に購入したGレンズ対応のものが設計通りで今回購入した左のAi対応のものがいわば規格外れの精度だったのかもしれません・・・複雑です^^。これだから中華製品は精度がいい加減と言われてしまうんでしょうかね。まあ今回はピタリと無限遠が出てとてもラッキーだったので良しとしますが(笑)。


この2つ長さに「.(コンマ)」何ミリかの相違があるということですね…

デザイン的にもスッキリとしてなおかつ本来の使い勝手が蘇ったレンズとα7です。


α7が小さくてplanar T*1.4/50がD700でとてもコンパクトに見えていたレンズと思えませんね。マウントアダプター付きの写真を見てると中望遠クラスに見えます。

まあこれから先Nikkorのオールドレンズなどで無限遠が出ないときなどがあればGレンズ対応版を使用すれば良いわけですので安心です。


私としては2本のZeissが快適に使えるようになってこの青空のように気持晴れ晴れといったところです^^。

Cobbyとの散歩時は空が広いし、いろんな空の演出が待っているのでフットワークが軽くなった気分ですね、ますます楽しくなってきました...