「オールドレンズ」初めての1本はD700でも使えるNikonのFマウントのものにしてみました。
その名も『 Nikkor – O・C Auto 35mm F2 』というレンズです。
調べてみると1973年9月より製造されていたもののようで、Oが示すのがレトロフォーカスということらしいがよく分からんのです(ちなみに6群8枚構成)、そしてこのレンズから「C」が示すようにマルチコーティングが施されている。
並品ランクのもので小ゴミありなどではなく、はっきりと「レンズ内ゴミあり」でした^^...1.7万にてゲット。
どうですかねえ、Ai AF~Dシリーズをいくつか(24・35・50mm)使ってましたが同じフィルター径52mmのレンズなんですがDシリーズのものよりどっしりとした感じですね。D700に付けて妙にコンパクト過ぎる感じでもないです。
このレンズが出た2年後(1975年)にはピントリングがゴム巻きになるなどデザインが変更され「New Nikkor 35mm F2」となっていくんですね。なんといっても金属がいいですねえ...
Zeissレンズを使っていて満足感の高い点はなんといってもこのずっしりくるすべてが金属というところ。α7でもDistagon T*1.4/35が使えるのだがなんとも『重い』です(笑)、どちらのカメラでも使えてフットワークも軽いということでこれを見つけた時にほぼ衝動買いとなってしまいました。
さすがに年代物なのでこの新品がどういう感触だったかは知る由もないが、Zeissほどのヌルッとした絶妙なトルクはないがけしてスカスカではなくスムースなピントリングも好感触です。
「ゴミあり」といっても写りに影響のあるものではなかったし、試し撮りでは開放での周辺光量落ちは見られますが、ここ最近のα7での薄めの色乗り画像(けして悪い意味でなく)を多く見ている目にはけっこうリッチな色とそこそこのシャープな写りかなと思います。α7でも早く撮ってみたいですね。
(D700+Nikkor – O・C Auto 35mm F2、f/2, 1/20, ISO 200, -0.3EV)
しかし不滅のFマウントとはいうが、D700にレンズ登録をしておきさえすればこうしてフィルム時代のレンズで撮ってもExif データにちゃんと詳細が記録されているんですからさすがニコンですね・・・とはいえAi化したのは遅かったじゃんというツッコミも聞こえてきそうですが(笑)。
ただこの時ひとつ気になったのがD700はけして小さくないシャッター音ではあるが、ミラーショックがとても大きくレンズを伝わって手に届いたこと。最初はびっくりでした、上の写真を撮っている時も1/20秒だし、これはブレてるかなと思ったくらい(実際は見ての通りでしたが)・・・だがこれにはオチがありここ最近α7ばかり触っていたので久しぶりにD700のミラーショックを体感し少し大げさになってしまったようだ(笑)。
しかしこうしてD700のシャッター音を聞いていると「写真撮ってます」という音というか「サウンド」ですよねえ、気分的に高揚してきます(笑)。
両機で撮りまくってみたいと思います...