今回はまたしてもオールドレンズの話題です。
RICOH XR RIKENON 50mm F2というPnetax Kマウントのレンズですね。製造は1978年からでいくつかのバリエーションが存在するそうですが、この私の手に入れたレンズは『前期型』と言われるものです。前にKマウントで手に入れていた「M 135mm」に続くもので、かのライカのレンズ<ズミクロン>に光学性能で勝っていたなどという話が付き纏う別名「貧者ズミクロン」なんて言われていたようです(笑)。
まあ当時売り出されたカメラとのセット価格が4万円以下だったというのですから驚きですね。ただ「写りは良いよ」ということを聞いていたので時々いつものサイトを覗いていたんですが、なかなか出物がなく...ましてやM42のSuper-Takmar 55mmの方がマウントアダプターの改善とα7IIIになってから俄然良い写りになってきたのでしばらくは忘れておりました。
ところが他の用件でなにげに覗いた「メルカリ」にいくつか出品されているではないですか、他のバリエーションの<L>や<後期型>の中で2点ほど<前期型>を発見してしまい詳細の分かりづらい写真を頼りに状態の良さそうな方を購入してみました・・・価格6,500円也。これで状態悪ければ諦めようと思っていたのですが...
これがけっこう状態が良くて...外見だけでなく光学系もLEDにかざしてみたんですが塵なども最低限だしクモリなども皆無だったのでホッとしました。
随分ときれいな個体だったですよ。
絞りのクリック感そしてヘリコイドのトルク感なども及第点でしたので満足度は「写りにお任せ」という...買い物としては上出来だったかなという感じです^^。
貧者ズミクロンと言われてもズミクロン自体の写りの実感が無いので至って普通に楽しむオールドレンズ、先入観がなくていいんじゃないでしょうか(笑)。
標準の50mmですからちょうどいいタイミングでテストできそうです、明日の休みの桜散歩に連れて出られますね。非常にコンパクトでα7IIIにマウントアダプターかませて付けても目立つ大きさがなく軽くていいバランスです。
楽しみながらテストしてきたいですね...
※ カメラ : Coolpix P7100