本日ようやくα7IIIに使用する純正レンズを1本手に入れました。
ほしい純正の2本のレンズのうちまずはCobbyや妻・孫の写真を考えて散歩スナップにも適度のな画角ということで「Sonyの撒き餌レンズ」と言われている<SEL85F18>です。
このレンズとても評判が良くてSonyの純正レンズの中ではとても廉価な部類に入るのですが、50mmの標準と違ってAFも速く、肝心の画質も良好という純正Eマウントレンズでは唯一と言っていいほど安くてよく写るレンズなんだそうです。
そんなわけで早速Cobbyを連れて試写に向かいました...
いきなりこんな写真ですいません。いつもの水場でCobbyを撮ろうと思って文化の森公園へ行ったのですが、この日はご覧のように子どもフェスティバルが催されていて凄い人だかりでした。でも子どもたちのジャージの色といいとても発色がいい感じですね。
そしてCobbyです...
キラリ☆ふじみの水場に人が少なかったのでリードを外しおすわりと命じたんですが、なんともオネエっぽいしゃがみ方をしてくれました(笑)。
そして先日Sonyから配信が始まったα7III(&R)のファームウェア:Ver.3.0へアップデートしたのでさっそく「動物・瞳AF」を試してみました。これが面白いようにCobbyの目を追っかけてくれます、凄いですねえ。これなら距離による被写界深度と構図に集中できますね・・・ほんとありがたい機能です。
でもこの瞳AFは人物と動物をちゃんと切り替えないとだめなんです、試しに家でこのまま妻を狙ったらまるでヒットしませんでした(笑)。そこでモードダイヤルの「1」にこの設定を登録することにしました、Cobbyを撮る時サッと切り替えが可能で楽チンです。
続いて私の好きな花の写真に取りかかります。これが光の使い方でなんともバラエティのある描き方をしてくれます。
これは咲き始めたツツジです。背景も柔らかくボケてくれ、f/4で撮ったんですが近かったので被写界深度がとても薄くシベに合わせても花びらが少し外れてます。このへんがAFの嫌いなところなんですよねえ^^。いつものマニュアルフォーカスならしっかりバランスを取りながらシャッターを切るんですが、絞り開放とはいえAFに任せるとこれですからねえ・・・油断大敵です。ですが出てきた画自体は渋くてつい仕上げに「カメラクリア」を使いたくなるほどでした。
そして爽やかな描写がこちら...
まさにいまきれいに咲き出したハナミズキの質感といい枝の滑らかさまで素敵な表情です、このf/5.6にての描写は気に入りました...このレンズへの期待がどんどん膨らみます。
絞りによる背景の煩雑さも少なくとてもスッキリした印象で良い感じですね。
先日Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8Sでも撮ったヒゲナデシコはまるで絵の中から飛び出してくるようにシャキッとした表情になります。
Zeissとは一線を画する立体感、そして同じ中望遠のAi Micro-Nikkor 105mm F2.8Sにはない色味を感じます。ただしAF時ピント位置にはくれぐれも注意です、中央の花の一団の中で手前側の花に上手くピントがあたってない(絞り:f/4)...この時は多分マニュアルでも同様でシャッター押下した時体がほんの少しだけ前に出たんですね。
このあとせっかくだから前回の散歩で見つけた「シャガ」を撮りに行こうと運居の瀧へ向かったのですが、これがひどい話なんです!
奥に見える注意看板を目印に場所を覚えていたんですが、ご覧の通り何もないんです。あの時3~4株ほどこのあたりに生えていたんですが、見事にすべてなくなってます。どこのどいつが根こそぎ抜いていったんでしょうかねえ!
まったくひどいことをするもんです。
でも神様はいるんですねえ、木道が終わる少し先にぽつんと一株それも見事な花を4輪ほど付けて咲いていました。もう嬉しくて光の角度を見ながら3方向、絞りを変えながら撮らせてもらいました。
ホントボケが自然で良いです。
背景を消し気味にして浮き上がらせてみるとこれまた美しいです。
被写界深度内に4輪をなんとか収められるとしっくりとまた違和感なく浮き上がりますね。
不届き者のために諦めかけたんですが、なんとかきれいなシャガをこうして記録できたのがとてもラッキーでした。
そして散歩の終盤にコンビニの横で見つけた芍薬がまたとてもきれいで写さずに入られませんでした...
光の角度と強さを見ながら爽やかにシャープに、そして絵のように描き分けられるレンズのようで仕上げ(現像)がとても楽しいですね。
最後はご近所さんの毎年見事に咲かせている藤の花です。
毎年この時期はほのかなとてもいい香りで楽しませてもらってます。
テスト撮影を終えての感想は早く孫を瞳AFで撮ってみたいということでしょうか(笑)。中望遠ですから絞りを開けたときの被写界深度が薄いので注意が必要ですが、発色も良くなにしろボケが素直というか柔らかくてとても好感が持てました...評判に嘘はなかったですね^^。
※ カメラ : α7III
レンズ : FE 85mm F1.8