このあいだの木曜日にCobbyとたっぷり地元の桜スポットを回ってきました。幸い天気も良く今回がデビューとなったレンズ「RICOH XR RIKENON 50mm F2」の描写テストもしっかりしてきました。
まず驚いたのは土手にでてすぐ撮った桜並木です。
とても素直というかオールドレンズとは思えないシャープで品の良いコントラストな写りでしたねえ。
ただ問題は桜の方で、今年は運良く休日に最盛期に巡り会えて喜んでいたのですがいまひとつパッとしない咲き具合でした。例のこの地域一番の見ごたえのある一本桜でさえ「もう一回り大きくてもいいのになあ」という感じでした。そこそこの見栄えはあるんですがねえ...
公園全体としてみても最盛期の見事さが不足気味で「オオ~ッ」という感動がないんです。これから本番かなと思っていたら、すでに中心が赤くなり小さな葉もでてきている始末・・・なんだかなあといところです^^;)。
綺麗なんですが、いまひとつボリューム感がないんですよねえ。
一番のお気に入りスポットもすでに散り始め...
こうして散り始めてるものがある一方でユキヤナギとの素敵なコラボが期待できる大きな桜などはまだ蕾がたくさんでこれからという雰囲気なんです・・・今年はどうしたんでしょうかねえ、変則的な気温の変化のせいでしょうか・・・とても残念です。
早めにこちらは切り上げて大應寺に向かいました。
途中土手から見えるうちの子供達4人が通った幼稚園の桜です、ゴジラが目印(笑)。
すでに目一杯咲いているんですが、なぜかこちらは昨年暮れまでに桜の枝打ちをかなりしてしまいそれほど期待はできない状況でしたのでこれは想定内と言えばよいでしょうか^^。
そしてこれも途中にあるこの木なんの木公園端にあるいつもそのボリューム感で圧倒される木がこちらです...
もう中心が赤くなってますので散るのを待ってる状況ですが、奥の家が透けて見えるくらい今年はボリュームが無いです。悪くはないのですが、いつもの姿を知っているだけに肩透かしを食らったような感じですね。
なんか大應寺も期待できそうにないかななんて思い始め、いつものようにCobbyの撮影をはじめました(笑)。
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桃の花は素晴らしい色とボリュームでした。 | なんとか勢いのある桜をバックに... |
こちらは大應寺すぐ横の先日ヒュウガミズキのきれいだったところです、この日はそれに変わりオオアラセイトウの素敵な紫色が目に入ってきました。
そして大應寺、こちらも最盛期を前にすでに散り始めている木がちらほら...でもこの講堂前の大きな桜だけはいつもの素晴らしさを誇ってましたねえ・・・なんとか桜を楽しめた気がしてホッとします。
こちらの前の貝塚公園には桜がない(山桜はあるが)ので広い公園を背景にCobbyを撮ります...
歩いている時はハアハアと舌を出しているですが、まだなんとか暑さには遠そうで口の締りは良いです(笑)。日陰でも一枚・・・これが雰囲気あるショットで気に入ってます。
このレンズとても良く写るのでこうした仕上げも味が出てきます・・・なんだかフィルムチックですよね。
レンズの話で言えばこのレンズは桜の花をとてもしっくり来る描き方をしてくれます、スーパータクマー55mmも渋い写りをしましたがこちらは今どきのレンズにも負けない解像感で素晴らしい描写ではないかと感じました。
日陰の花びらがとても優しい質感で描かれますし...
開放で周辺減光が見られますが『味』ですね、コントラストが強い状況ですが花びらの描写が妙に固くなったりしませんね。
ちょっと風が強かったので背景が少しざわついていますが、まさに使えるレンズだなと思わせてくれます。
最大絞りがf/2ということもあるのでしょうが、開放からシャープなので積極的に使っていけますしね・・・ボケ方もとてもなだらかで自然です。
遠景もとても解像感があるおかげで小さめだけど見せたいものがしっかりアピールできそうです。
最後に新河岸川沿いの土手の桜並木にも行ってみたんですが...
まだこんな状態です、ツボミだらけの間に咲き出したスカスカの木があるような感じです・・・ほんとどうしちゃったんでしょうか。まあこちらの最盛期の楽しみが残っているだけいいのかな^^。
しばらくこのレンズの味を確かめようと思っています...
※ カメラ : α7III
レンズ : RICOH XR RIKENON 50mm F2