(※GAZOOブログより引っ越しをしての最初の書き込み、とはいえ以前から引き続きのブログとなりますがよろしくお願いいたします...。)
ここ数日朝夕が随分と冷え込んできましたね。
業務時間の関係で家に帰るのが夜12時過ぎ、もう『寒い』という言葉が出てきてしまいます...何日か前には吐く息が白くなりましたからねえ。
近年春と秋がとても短くなってきている気がします、四季のはっきりした国ですからちょっと残念な気がします・・・このまま長い冬と夏がずっと続くのでしょうかねえ。
急に気温が下がりだしたせいか北の方では紅葉が普通は山の上から徐々に降りてくるものが山頂からふもと付近まで一気に紅葉し始めたそうです、なにか変ですよねえ。
まあそんなで自宅近辺でも普通は12月の声を聞く頃から紅くなるのですが、愛犬Cobbyの散歩道では街路樹が既に紅葉して散りだしているものも出ています。
この時期は今回のブログのタイトルではありませんが「ちいさい秋みつけた」といきたいものですよね^^。
家を出てすぐ見つけた木瓜(ぼけ)の花です、とても良い色になってました。
この日はX-T2にオールドレンズ「Super-Takumar 35mm F3.5」を付けて出ましたが、この色合FUJIのカメラにつけてもSony(α7III)に付けてもこの色合...これがPentaxらしいというのでしょうか、M135mmで出てきたものと共通したものを感じます。
このところX-T2でのフィルムシミュレーション「ASTIA/SOFT」でオールドレンズを使うことが多くなりましたが、XF 35mm F2R WRで見られるそれぞれのシミュレーションのハッキリとした「差」がオールドでは感じられませんね。微妙な差での「ASTIA」のハイライトの柔らかさとProviat的なシャドー部の締り...これほんと微妙なんですが...これが一番ぴったり来るかなと使っています。
ただしレンズの違いはさすがにオールドですからきっちり「味」を変えて出てきます。
意外とハッキリ系の描写...線が太いといえなくもないのですがCobbyの特徴ある存在感はちょっと目をみはるものがあります。まあf/3.5始まりですからそれほどボケは期待できないですが、こういう奥行きがある時は「それなり」にボケてくれますし自然な柔らかなボケでしょうかね。
そしてこのレンズ35mmにしては寄れないんです、最短撮影距離が45cmなんです!せめて30cm前後にして欲しいところです。APS-Cで撮っていると(換算)焦点距離52.5mm・最短45cmまさにフルサイズでいうところの標準レンズ並なんです(笑)。
まあこれも言い換えれば私の好きな標準域ですからいつもの撮影スタイルで行けばよいということなんですね^^。
そしてこのレンズ光と影を上手に使わないと非常にのっぺりした画が出てきます、ボケが大きくないから余計に工夫が必要ですね。
これは自宅近辺にある毎春オオタカが営巣する埼玉でも指折りの「オオタカの森」なんですが、Lightroomで手を入れてようやく森のこんもり感や柿の木との距離感が出てきました。
そしてひとつ上の写真と同じで空の描写がとても気持ち良いですね...これ意外でした、この日は少しベールが掛かったように雲も柔らかなタッチだったんですがうまく描かれています。逆光気味でもしっかり描いてくれるところは頼もしい限りです(こうした遠景はf/8で撮ってます)。
これはほぼ地面にカメラを付けるくらい低い位置から撮ったホトケノザ。こういう撮り方は老眼の身にはしんどくて、上から見えるように傾けた液晶はメガネを外さないとピントが合っているかどうかも確認できないんです、更にMFですからね(笑)。
このレンズ今回が最初の本格稼働なのでα7IIIでの写りを確認してみないとですが、ピント域内の緑の葉と茶色の草がとても優しい描写をしているんですよねえ...これ覚えておくポイントです...ASTIAのおかげかなあ(笑)。
そしてなんとも言えないピンクの素敵な色合いのバラの花一輪、仕事中のFarmerと一緒に収めてみたんですが...
バラとFarmerの距離は8~10mくらいでしょうか開放でも随分とハッキリ「なに」というのが分かりますが、曇りくらいの空模様でのボケ方としてはいい感じです...もっとボケるかと思ったのですが、これですからこのレンズはまさに標準レンズでの構図力が問われます^^。でもバラの色合い・質感はとても良く描写されてます。
そして散歩途中いつもきれいな花の庭で楽しませてもらっている市役所近くのお宅では珍しいものを見つけました。
綿花ですかね、台風の影響か支えの細いポールとともに倒れかかっていたんですがこうしていくつかの実がはじけるように開いてフサフサしたきれいな綿を披露してました...これはホント綺麗でしたねえ。
そしていよいよ市役所・文化の杜公園まわりの紅葉です。
楓(ふう)ですね、正確には紅葉葉楓(もみじばふう)と言うそうです。ちょうど今が緑から薄紫そして黄色・赤と1本の木に素敵なグラデーションが見られる時期でした。
先ほどのレンズの特性で言いましたがフラットな光の下ではアングルを気をつけないとこうしてのっぺりとした画が出てきます...とはいえこれは中央上部のモミジバフウの特徴的な実を撮りたかったのでしょうがなくです^^;)。これから樹の下にあの茶色くなったトゲトゲの実がたくさん落ちてくるんですね...。
ほんとこのグラデーションは綺麗でしたよ、今回は一番良い時に来たようです...
最後は文化の杜公園にたくさんあるハナミズキの紅葉ですね、
こちらも真っ赤な実と同様に見事に紅葉しています。
これ実は若干雲はかかっていたんですが、正面に午後4時近くで低く傾いた太陽があるんです。まるまる逆光だったので<+1EV>で明るめに露出補正をかけたんですがフレアは見られますがゴーストも出ることなく基本的な(Lightroomの)仕上げの補正でハナミズキはしっかりとした描写ですよね...ちょっと作画意図に反して「アレッ」なんですが(笑)。
(※ 基本的にX-T2ではフィルムシミュレーションを活かすべくjpeg撮りです)
さてさて「ちいさい」どころか秋本番の形相を呈してきてましたので地元の紅葉スポットを早く見てこなくてはという感じになってきました^^。
これが今回の撮影機材、本来マウントアダプターがなければかなりコンパクトな「Super-Takumar 35mm F3.5」なんですが、ただでさえコンパクトなX-T2だと標準ズームみたいに見えますね。
やはりオールドレンズには「フィルムシミュレーションの世界」で言っていたASTIA/SOFTは柔らかなハイライトが活かされ少し締まったシャドーでとても相性が良さそうです。
次は寄れる標準レンズになるであろう最近入手し渋い色合いが驚きだった「Ai Nikkor 35mm F2S」と比べてみたいかなというところです^^。
このレンズも早くα7IIIで稼働させなければ素性がいまひとつ掴めないかもですね...。
※ カメラ : X-T2
レンズ : Super-Takumar 35mm F3.5
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