きょうようやく先日24日と27日に分けてフィルム撮影してあった菖蒲の写真の出来上がりをカメラのキタムラからもらってきました。
やはり仕上がりについて注文できないのでCD-Rに焼いてもらった画像を見ると全体的に露出が明るい傾向になっていた。前回のいちご狩りの時と同じフィルム・レンズだったのだがこれほど仕上がりに違いが出るのだろうか、今回はできた画像にLightroomにてトーンを自動調整を入れるにとどめながら見てみることにした。
最近このLightroomのトーンの自動調整は理にかなっているなあと感心している、それぞれのパラメーターの意味(効果)が分かると自分好みの調整が可能になってくる・・・記憶の再現からの画作りがより忠実になるのはとても嬉しいことである。
まずはレンズのテストで使う場所での一枚・・・
ちなみにこの画を含め前半のNikon F3につけているレンズはNikkor-O・C Auto 35mm F2である。いちご狩りの時にとてもいい仕事をしてくれてますます気に入っているレンズなのである。
ただし今回フィルムの残り10枚に使った27日の朝のレンズに比べるとその差は歴然だったのでとても興味深いものがあった。まあそうは言うものの上の写真も光沢紙に焼いてもらったらさぞきれいに出てくるだろうなあと想像する。
ただしこのレンズの撮影時の反省点もしっかり見ておかねばいけません、
これは例の「紫陽花の小径」での一枚なのですが絞りを開けすぎて(確かf4.0だったか)紫陽花の立体感は適度についているんですが、肝心の背景にある湧き水がボケの中に沈んでしまっています。このレンズボケがとても大きいのをすっかり忘れていました^^;)。
では朝の菖蒲を撮ったものを何枚か見てみよう...
菖蒲田の全体像です、適度にメリハリはついてますね。CD-Rの画像は明るすぎて菖蒲がペターとした印象になってました・・・これってどうなんでしょうねえ、露出間違ってたのかなあとちょっと不安になります。
Nikkor-O・C Auto 35mm F2で撮ったものに関してはホワイトバランスを調整しました、少し青くなっていたんですよね。これなんかは見せたい花がまとまっていたのでf5.6程度で撮りましたから奥にかけて自然なボケになってますね。
ちょっと背景が離れるとこれです、背景が明るく逆光なのでもう少し絞っても良かったかもですね。
ただこうして菖蒲田の水に太陽が反射した光が入ってもフィルムは強いですねえ、描写に破綻がないです。
Cobbyも自然な写りですよ...
左に私の影がけっこう大きく入ってしまいスクエアにカットしました(笑)、これももう少し被写界深度を深くしても良かったですね。
この写真からもわかりますが、一輪をしっかり撮る被写界深度を稼いだつもりで写していても背景は相当ボケます。このレンズでは一回すべてf5.6~f8.0の間で撮影してみる価値はありそうですね。
そして27日の早朝の菖蒲です、こちらは打って変わってレンズがAi Micro-Nikkor 105mm F2.8Sになります。これがガラッと写りが変わるんですよねえ、画角の違いだけではなさそうです。
このレンズの画像もトーンの自動補正くらいです、画がキリッとしてきました。レンズの違いなんですね。
日差しの強い中ではなかなか色の出具合が難しい黄色の菖蒲もこの通り...
この感じはデジカメで撮ったのかなと思うくらいですね。
この日の午後にこの同じアングルをD7200にタムキューつけて換算135mmでこの中央の2輪を切り取りました。久々のお気に入りの一枚になりましたよ(笑)。やはりこの画角では前ボケもうるさくなるというか邪魔にもなりますね、135mmは大正解だったようです。
こうして見ると午後の光と朝の光の違いもありますが、フィルムはいいレンズにしっかりと応えてくれるんですねえ。いい勉強になりました。
デジカメとの比較でお気に入りの(上のカットからインスパイアされた)一枚をもう一度アップしておきます...
(D7200+Tamron SP 90mm F2.8 Di macro1:1)
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今回のフィルムの出来上がりをキタムラへ取りに行った際にモノクロの状況を聞いてきたのだが、プリントまですると外注になってしまうがCD-Rに焼くまでであればカラーネガと同じ代金と時間で仕上がるという話を聞いてきました。これはありがたいですね、仕入れてあるFUJIの「ACROS 100」が出番はいつかと待ちわびてますのでとても楽しみです。
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