with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

α7IIでAi-s 50mm...

2018年12月07日 | 02. カメラライフ

​昨日になってしまうが休日の夕方もう暗くなり始めからCobbyの二度目の午後の散歩に出た・・・昼間母の病院へ行っており帰ってからまだ時間があるかとCobbyを連れ出すつもりでいたのだが、家に帰りリビングの扉を押しのけて私を迎えるCobbyを触ると体が少し濡れていた...もうすでに妻が散歩に行ってCobbyの体を洗ったばかりの状態なのです。時間がまだ3時過ぎたばかりで彼は私服の私を見て今日は休みとわかるんですね、いつものように散歩に連れてってという気持ちを表してじゃれついてきます。妻の「また行ってきたら?」で腰を上げるとCobbyは大喜びの様子で尻尾をちぎれるほど振ってました(笑)。

そんなわけで天気も厚い雲が出ている状態ですぐに暗くなってくるような感じだったので写真はいまひとつですが、この日はα7IIに先日仕入れたAi Nikkor 50mm F1.4Sを付けてでかけました。

これは出かける寸前の妻に「また行って来たい・・・」とせがんでいるCobbyの後ろ姿です...

DSC01964_cobby.jpg
(f/2, 1/60, ISO1600)

これISO感度1600で確かf/2で撮っているんですが、多少ノイズが目立ちますがとても抜けの良い一枚ですよね。金色に輝くCobbyの後頭部の毛がとってもリアリティ豊かな感じで気持ち良いです。

そしてこちらは家を出てすぐ・・・もう葉があまりきれいなものが残っていない状態になってきたイヌホウズキですが、

DSC01965_inuhouzuki.jpg
(f/4, 1/200, ISO1600, -0.3EV)

前回D700で(特に開放で)使った時にも感じましたが、背景のボケに帯状というか線状のものが見えますね。これいわゆるボケのエッジが強いというものでしょうかねえ...。ちょっと状況によっては意識したほうが良さそうですね。

この辺の画を見ると悪くないのですが、さすがに同じ時間帯に撮ったplanar T*1.4/50 ZFと比べるとシャープさというか「艶っぽさ」で若干劣りますね・・・。

もう午後の散歩は2度めだというのに撮影している横でCobbyはリードを引っ張り行く気満々です・・・ハイハイ行きますよ(笑)。

少し歩いたところに前にも撮りましたホトケノザの群生しているものもCobbyを諌めて撮りました^^、

DSC01969_hotokenoza.jpg
(f/4, 1/60, ISO1600, -0.3EV)

やはりα7IIでのplanar T*1.4/50 ZFと緑などよりモスグリーンっぽい感じで色の出方が少し違う感じですね。でもこの暗さですからなかなか頑張っていると思います。

こうして暗い中でのα7IIではファインダーの「設定を反映させない」で使うととても明るくて見やすいです、プレビューもできますからMFの場合はこの設定はとても使いやすいと思いますね。

そして散歩の方はけっこう歩きましたよ・・・さすがに時間も遅いですから市役所は端折りました(笑)。なんとかCobbyを騙し騙しロングコース終盤の氷川神社の方へ向かわせ1時間位で帰れるようにしました^^。さすがに途中「これで終わりじゃないよね」みたいに市役所方面へリードを引っ張りごねましたから逆コースを行くと思っていたのかもしれません、ワンコといえど7歳ともなると簡単には騙せません(笑)。

神社では2匹のニャンコに遭遇です、いつも写真写りの良いニャンコがいてくれました。

DSC01974_temple cat.jpg
(f/2, 1/13, ISO800, -0.3EV)

これけっこう現像に苦労しました、どうしてもノイズが乗りがちなISO感度なんですよね・・・本来あまりノイズに関しては触らない(処理しない)方なんですが・・・まんまるお目々のかわいい猫でしっかり目にピントが行っているのはいいのですが、折角のきれいな目にノイズが乗っちゃっているんです・・・仕方なく少々あれやこれやでLightroomの「シャープ」や「ノイズ減」のパラメータをいじりました。なんとか見られる写真にはなっていると思います...ぜひ拡大してみてください。

さて騙されてコースを端折られたCobbyは家に近づいてきた時に、いつもおやつ休憩をするコンビニへの曲り角を迷わずコンビニ方面へ有無を言わさずリードを思いっきり引っ張って歩いて行ったのには思わず笑わせてもらいました。

Cobby7歳と9ヶ月・・・まだまだ元気です(笑)・・・ありがたいことですね、

今度は航空公園でもゆっくり連れて行ってあげますね...。


 ※ カメラ : α7II

   レンズ : Ai Nikkor 50mm F1.4S

前回の感想でも書きましたが、開放からf/4くらいまでの表情がとても楽しいレンズですね。50mmはとても好きな画角なのでplanar T*1.4/50 ZF同様にこれは使い込んでみたいと思うレンズです。



やっとAi-s Nikkor 50mm F1.4?...

2018年12月03日 | 02. カメラライフ

​自分の持っているレンズでいわゆる標準レンズといえばplanar T*1.4/50 ZFである、かつてはD700で使う標準レンズとしてAi AF 50mm F1.4D、AF-S 50mm F1.4GほかSigmaの(Artではない)50mmなど使ってきたがマニュアルレンズのplanar T*1.4/50 ZFが唯一残りました・・・なんといっても納得の写りですね。

ただここに来てAi Nikkorの28mm・(オールドの)35mm、Microの55mm・105mmなどを使ってきてそれぞれの素晴らしい描写を見てきて「これは標準の50mmも使ってみなくては...」という思いに駆られました。そしたらこれが予想通り中古市場にはタマ数が随分と多くて・・・とても安いものが手に入りました。

< Ai Nikkor 50mm F1.4S >

DSCN2068_ai 50mm f14.jpg

ほぼ新品のような状態で手に入れた28mmよりはヘリコイドの具合が軽く、オールドの35mmよりは重いくらいでした・・・まあ使い勝手は悪くないです。

そして肝心な写りですよね...

これがまあスタンダードという意味がわかるような写りなんですねえ、いつも50mmといえばZeiss使っていますので比べるのはかわいそうというものですね。けして悪くはないのですが、比較がplanar T*1.4/50 ZFになってしまうので仕方ないですね。Aiレンズを少しずつ揃えてみよかと思いだしたものですから、デファクトスタンダードの50mmを使ってないと話しにならないかなという思いでゲットしましたからねえ・・・。使った初日の感想としてはあのオールドレンズのNikkor-O・C Auto 35mm F2の方が面白みとかインパクトがありました。

見ていきましょうか・・・、撮影日は曇り空で午後から夕暮れ時にかけてです。

DSC_1648_tsuruma cat.jpg
(f/4, 1/200, ISO200)

これは家を出てすぐのニャンコですが、端正な写りというかそこそこの空気感はあります。

同じニャンコでもこちらは例の氷川神社のニャンコです...

DSC_1710_temple cat.jpg
(f/2, 1/250, ISO200)

どうでしょう・・・こちらは結構雰囲気ありますよね。背景までの距離がそこそこあったのでそれなりに立体感が出ているせいもあるんですが、なんかボケが汚いわけではないのですがどことなくフィルムの粒状感を感じてしまうのは私だけでしょうか^^。

ちょっとした遠景ではとてもスッキリとした感じにもなります...

DSC_1661_kirari.jpg
(f/5.6, 1/100, ISO200)

音楽堂キラリ☆ふじみなんですがまあそこそこ気持ち良い写りですよね・・・。

ただし上の横バージョンでは気にならないのですが、ここの水場を立て構図で撮ったものがちょっと「?」...

DSC_1678_kirari.jpg
(f/8, 1/40, ISO200)

ここの水場の切れ込みがとても好きで色々なカットを試しているのですが、この写真の上部建物の「柱」がなんとも気持ち悪いですよね。糸巻き型の歪曲を感じてしまってなんともです...。これをLightroomで手を入れて修正したのがこちら...

DSC_1678_kirari_b.jpg

少し上の方がカットされましたが随分と垂直部分が補正され気持ちよくなりました。なんでしょうねえ、横構図ではそれほど気にならないのですが・・・、これちょっと気になりますね、遠景でタテがこれだけ歪むと安心して使えなくなりますからねえ・・・様子見です^^;)。

あと開放での描写ですが、これは一長一短です。いわゆるグルグルボケっぽいのが見られます。

DSC_1682_autumn leaves_f14.jpg
(f/1.4, 1/400, ISO200)

それほどはっきりではないのですが、感じられますよね。背景までの距離はちょっと気にしておかないとですね。

この状況でf/4まで3段絞ってみると...

DSC_1684_autumn leaves.jpg
(f/4, 1/60, ISO200)

もうとてもスッキリしちゃいますよね、f/2で撮った先のニャンコでもそれほど感じられなかったので1段絞れば気にならなくなりそうですが、まあ出ても上の写真(開放の方)程度ですからあの距離感を覚えておけばよいのかもです。

こちらの開放ではほとんど出ませんでしたから・・・、

DSC_1690_pink rose_f14.jpg
(f/1.4, 1/1250, ISO200)

まああまり明度の少ない土​​なので見えにくいだけかもしれませんが、大きくしてみても感じられませんのでそれほど気にする必要はないようです。ちなみに2段ほど絞ると...

DSC_1686_pink rose_f28.jpg
(f/2.8, 1/400, ISO200)

背景が地味な土だけなので違いがわかりにくいですが、開放も使い方ではいい雰囲気が出そうです。

最短撮影距離の45cmの開放で撮ってみると...、

DSC_1666_huyou_f14.jpg
(f/1.4, 1/800, ISO200)

これですから背景を選ぶとそれなりに面白い画が出てきそうです...。

ただし被写体から少し距離をおいてなおかつ背景もある程度距離あある場合などplanar T*1.4/50 ZFでは開放でも驚くほどの立ち上がりというか立体感を見せてくれるのですが、このレンズは時代を感じるというか開放では少し描写が柔らかくなる傾向があり、開放より1~2段以上絞ったほうが被写体のシャープな写りで立体感は増す傾向がありそうです・・・上の最短での開放では結構シャープな写りなんですが浮き立つという感じかな(笑)。

「立体感」と「浮き立つ」は微妙に違いますね、こういう柔らかく浮き立つではポートレートなどには良いのかも...。

​​DSC_1671_huyou_f14.jpgDSC_1673_huyou_f4.jpg
​(f/1.4, 1/500, ISO200)(f/4, 1/80, ISO200)​

​そして今回「タテ構図」のものと同様に一番気になったのがこれ、

DSC_1717_hikawa_unkyonotaki.jpg
(f/2, 1/40, ISO200)

ただでさえ曇りの状況でこの氷川神社横の「雲居の滝」のこんもりした林の中だったのでf/2で撮りましたが、こののっぺりとした写真はなんでしょう(笑)。遊歩道などとてもスッキリはっきりとシャープに出ているんですが、なんとも平坦な写真になってます・・・奥行き感がゼロ!、光が差していないどちらかというとフラットな状況なのが原因でしょうか。Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8Sで開放で撮った時と同じ​​になるアングルを探してみたんですが、あの時の感激を打ち消すような画が出ました(笑)。一番目立つ木にピントが行ってないのも悪いんですね・・・再度チャレンジしてみないといけませんね・・・反省です。

最後はやはり氷川神社のニャンコで締めましょうか...

DSC_1723_temple cat_original.jpg
(f/2.8, 1/100, ISO400)

この時はご近所の方でしょうかニャンコの餌などお世話してるタイミングだったのでなかなかいいアングルを選べなかったのですが、このあたりの絞りでもとても安定した写りです。

安定という意味ではこのレンズf/4~f/5.6あたりがシャキッとした今どきのレンズにも負けないシャープな写りを見せてくれ、開放からf/2.8くらいが被写体や背景までの距離と光の状態で様々な表情を出してくれて面白そうですね。

こうして1回試しただけでもレンズの違いというものがこれだけ現れるところがやはりとても面白く楽しくもあるんですねえ・・・だから昔のレンズはやめられませんね・・・また一つ楽しいレンズが増えました(笑)。


 ※ カメラ : D700

   レンズ : Ai Nikkor 50mm F1.4S