讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

コーヒーメーカー「キャリオカHi_NC-A10」ナショナル(松下電器産業(株)電化調理事業部)の水漏れ修理

2024-01-21 20:00:00 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 ナショナルのコーヒーメーカーキャリオカHiは、かれこれ35年くらい使っており、故障もなく美味しいコーヒーを作ってくれていた。

 コーヒーミル付きで、型番はNC-A10です。

 こないだ、いつものようにコーヒーを入れていたら水がどばーっと漏れているではないですか。なんで、どうして? 古いものなので、当然メーカー修理は不可である。とりあえず、バラしてみます。中は綺麗です。まず水を入れてみて、どこから漏れているかを特定することにします。しかし、どこからも漏れません。なんで?

 気のせいか(そんなことはないやろう)と思って、再度コーヒーを作ってみたところ水漏れが発生しました。(やっぱりな)漏れている水は温かいので、動作させると漏れるようです。怪しいのはゴムホースとパッキンなのだが、部品が入手できる可能性はない。さて万事休すかと思ったのだが、ダメもとで被疑部分であるゴムホースをインシュロックタイで縛ってみることにします。小さなインシュロックタイを使って、きつく締めあげます。

 ↓一番怪しい部分(ここが一番緩い)

 念のため、ゴムホースの4か所で対策を行います。

 さて、コーヒーを煎れてみましょう。以前は動作開始後、少し経つと水が漏れ始めたのですが、水漏れはありません。とりあえず、直ったようです。もう10年くらいは働いてくれ。日本メーカーで、しっかりした作りなので他に傷んでる部分はありません。

 対策・修理に関しては自己責任です。

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 追記

 対策後、数回は調子が良かったのですが、再び水漏れが発生しました。水の量としては、以前より減ってはいるものの依然漏れています。蒸気排出部分までバラシてみたところ、なーんと「カメムシ」の死骸を発見。オーマイガー! 死骸は新しそうで形を保っているので、入ったばかりと思いたい。見たくないと思うので、写真は割愛します。どうしたものか? 少しの水漏れを許容するなら、漏れてもいいところで動作させるか。(あまり良くないとは思いますが)

 ダメかぁー・・・ 

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 さらに追記

 水漏れ箇所を特定しました。水タンクの下部に水が溜まって、溢れた水が下に落ちています。

 水タンクに使われている、O(オー)リングの劣化が疑われます。メーカーから入手することは不可能なので、汎用品を探して見てたところ、密林(仮称)で外径20mm、内径12mm、幅4mmというピッタリと思われるものを見つけたので注文しました。10個入り1,351円(本体+送料)です。試しに注文してみました。

 数日後、Oリング到着しました。

 素材は二トリルゴム(NBR)です。耐温度は-30~100℃なので、十分に対応範囲です。

 見た目ぴったりっぽいのですが、水タンクをセットしようとするとかなり固い感じがします。力を入れるとセットできるのですが、しっくりきません。無理やりセットして実験をしてみたところ、若干漏れるのを確認しました。

【考察】

①このOリングが原因で水漏れが発生しているのは、ほぼ確実である。しかし、Oリングを交換しても直らない。

②水タンクをセットするときに、かなりの力を要するのは違和感がある。

③新規のOリングが若干大きい気がする。

【対策】

①素材はゴムなので、やすりで削れる。

②鉄やすりを使って、リングを回しながら少しずつ削ってみる。(削りすぎると元も子もない)

③少しずつ削って、セットしながら様子を見る。

④削ったといっても、0.1mm~0.2mm程度です。

【再実験】

①Oリングを綺麗に洗浄する。(削りカスとかが付着している)

②水タンクをセットするときに、それほど力を要さなくなった。(いい兆候だ)

③水で実験してみたところ、水漏れは完全に直った。(根本原因を断ったようだ)

④旧のOリングで再度実験したところ、水漏れはない。(なんで?)

 ・Oリングを何度も取ったりはめたりしていたので、若干Oリングの外形が広がったっぽい。

 ・Oリングの内径も若干広がった感じはある。(外しやすくなった)しかし、内径が若干広がっとしても水漏れを引き起こすほどの広がりはないものと思われる。

【結論】

①旧Oリングでも漏れなくなったので、一応そのまま使うことにする。(C国製のリングより安心感がある)しかしながら、水漏れが再発する可能性はある。

②再発した場合に備えて、新Oリング(削って調整済み)は予備用の補修部品として保管する。

③しばらくは使えるだろう。