こないだ、佐賀県基山町の大興善寺で行われた「つつじ祭り」に行ったのである。祭りなので屋台がたくさん出店しており、あれやこれや見て回っていたら呼びこまれた。
「エミュのタマゴですよ」
「え、本物ですか?」
「本物だよ、持ってもいいですよ」
エミュというのはオーストラリアに棲息する大型の鳥で、ダチョウのように飛べなくて二本足歩行するヒクイドリ科の鳥類です。日本では動物園で飼育されている個体もあり、見ようと思えば見られる鳥です。
「エミュのカレーいかがですか」(おお、エミュを食べるのか)
「エミュは食べたことないですね」
「ジャーキーなんかもありますよ」
「オーストラリアからの輸入肉ですか?」
「いや、地元で飼育しています」(なるほどー、町興しの一環なのですね)
オーストラリアでは、エミュ以外にもカンガルーやワニ肉なども食べられているので特に驚くことではないのですが、動物園で飼われているエミュを見ているので、なんとなくかわいそうな気もしますが、牛や豚と同じ家畜なので美味しく頂くことにします。
「では、キーマカレーを1パック下さい」
「500円です」
スーパーで買ってきた、出来合いのカツを乗せてカツカレーにします。写真の上半分がエミュカレーで、合いかけの半分は銀座カレーとしました。
写真の下半分はこれ。↓
エミュのひき肉が入っていますが、カレーなのでカレールウの味と香りが強烈でエミュだかなんだか判別は難しいかな。銀座カリーは安定のビーフカレーといった感じです。今思うと、エミュジャーキーを買った方がエミュ肉本来の味を堪能できたのかなと思いました。今度基山に行ったら、エミュジャーキーを探してみましょう。エミュカレーは、美味しく頂きました。めずらしいカレーを堪能です。