Touch the Wind!

~気ままに出かける旅とグルメの記録 along the ROUTE527~

スペース・バトルシップ ヤマト

2010-12-14 19:50:47 | 雑感

久々に奥様と映画鑑賞。名古屋空港に併設されるミッドランドシネマまで出かけた。「ノルウェイの森」にしようかと迷ったが、西崎プロデューサーの遺作となった「ヤマト」にした。

まだ、観てない人はここから先は、読まない方が良いかも…。

アニメ版のストーリーを基本的に踏襲しているが、オリジナルな設定、ストーリー展開があるため、飽きさせない。
森雪はアニメ版のおしとやかな生活班長ではなく、ブラックタイガー隊のエースパイロット。古代進をいきなり殴り倒すキャラクターに変貌している。このあたりは宇宙空母ギャラクティカでもエースパイロットのスターバックスが女性になってリメイクされたことと共通性があるね。黒木ナイサの森雪が新鮮でグーでした。

佐渡先生も女医に変身。でも愛猫と一升瓶は片時も離さないキャラは健在だった。

大きく変わったのは、宿敵ガミラスの設定。アニメ版はナチスをそのまま星間帝国にしてあったが、今回は終盤まで謎のままだった。結局、進化を遂げた集合生命体という設定。この手のものは、スタートレックTNGのボーグやDS9のドミニオン等にも共通するものがある。感激したのはデスラーの声は昔のまま伊武雅刀(雅之)でした。この人以外には考えられませんね。

因みにイスカンダルのスターシャは登場しません。集合生命体の悪の部分がガミラス(デスラー)で、切り捨てられた善の部分がイスカンダルという設定です。しかし、イスカンダルがガミラスに逆らって地球に救いの手(波動エンジンの技術供与とイスカンダルの座標を伝える)を差し伸べるのは同じです。
従ってガミラスとイスカンダルは二重連星ではなく一つの星、一つの民族でした。

コスモクリーナー(放射能除去装置)についても、装置を持ち帰るのではなく、集合生命体(善の部分)の能力を使い除去するというストーリーで森雪に乗り移った形で地球に運ばれます。
余談ですが、アニメ版の時期にノベライズ版があり、この中では放射能に耐えうる体に人類を改造するための遺伝子組換技術を手に入れるというストーリーでした。

一番はまっていたのは、真田志郎役の柳葉敏郎でした。彼はリアルタイムでアニメ版を観ていた世代でしょうね。イメージピッタリ。

主役の古代進は?まあ、評価するほどのものではなかったかな?キムタクが演じるとこうなるのか?と言った感じでした。カメオ出演に近かった堤真一の古代守の方がシックリきました。

特撮(SFX)の迫力は十分に見ごたえがあります。日本映画としてはお金をかけたのでしょう。

相変わらず名古屋空港は民間機よりも自衛隊機の離発着が多いようです。たまたま、JALの着陸に遭遇しました。