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土曜ドラマ「七つの会議」が面白い

2013年07月20日 | コンサルティング

今、NHKの土曜ドラマ「七つの会議」が面白いです。大手電機メーカーの下請けの中小企業を舞台に、「社内政治」を題材にしたドラマです。

 東山紀之さんが演じる主人公の営業課長が、規格外製品と知りつつ納品していた隠ぺいをひょんなことから知ったことにより、社内政治の渦に巻き込まれていく物語です。今夜は2回目の放送でしたが、私はすっかりはまっています。

 前課長の更迭の裏に、何かが隠されているのではないかと考えた主人公が真実を探った結果、驚愕するような隠ぺいを知り「社内政治家」と言われるカスタマー室長に対して「きちんと会議の場で話をすべきだ。」と言った後の、カスタマー室長の言葉が印象的です。

 「会議で話される建前が何になる。本音は出ない。金、ポストが欲しい。あいつは邪魔。自分はほめられたい。あいつよりもおれの方がもっと仕事ができる。 俺は会議では出ないことをあっちこっちで拾って、ここまで来た。学歴もない、見てくれもおまえのように良くない、若さもない。ただ、ほんの少し口がうまい。それを使って生きるのは何が悪い。」

 「社内政治か!俺は俺らしいやり方で組織の本流に戻る。これが俺のやり方だ。」

 人が3人集まれば、社内政治が起きると言われていますから、大企業でも小さい企業であっても、自然の流れの中で社内政治は起きうるもの。

そうしたことには関わらず、自分の信じる道を進もうとしても、内集団から漏れてしまうことの悲哀もある・・・。改めて組織とは難しいものですね。

 話は変わりますが、猿の世界ではボス猿は数年に1回、世代交代をすると言われています。群れの個体は、力の強弱によって順位が決まっているそうですが、ボスは外敵から群れを守り、また、群れの内部の争いには介入して調停をするのだそうです。ボスの存在が社内政治を回避させているのでしょうか・・・。

 さて、明日は、参議院議員選挙。政治の世界は、一般企業以上の組織内政治があるように感じられます。果たしてどのような結果になるのでしょうか?

(人材育成社)


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