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暑い夏の日、唐津市が突然に現れる

2013年08月16日 | コンサルティング

今年の夏も暑いですね。30度を超える日が続くと、暑さが苦手な私はぐったりとしてしまいます。とにかく早く夏が過ぎ去ってほしいと祈るばかりです。

そんなわけで「夏が大好き!」と公言する人たちの気持ちが全く分からないのですが、中学生の頃はちょっとだけ夏が好きでした。その理由は私(平野)の住んでいた新潟市の中にいきなり唐津市が現れるからです。

中学生の頃の私の趣味はハム(アマチュア無線)でした。無線機は50MHzのトランシーバFD-AM3(井上電機の傑作機!)、送信出力は1W です。

1Wで交信できる距離といえばせいぜい半径10km程度ですから、普段は新潟市内のご近所さんとダベるくらいが関の山でした。

ところが、夏になるとEスポ(スポラディックE層)が現れるのです。Eスポとは上空約100km付近のE層に突発的(スポラディック)に発生する電離層です。

通常、50MHzの周波数の電波は電離層を突き抜けて文字通り宇宙へ向かって飛んでいってしまいますが、Eスポが発生すると、その電波を反射して地上に戻してしまうのです。電波は光と同じ電磁波ですから、反射角によって戻ってくる場所が決まります。

私の住んでいた新潟市は佐賀から長崎あたりの電波が反射されてくるため、いきなり唐津市内のアマチュア局の電波がまるですぐ隣にいるようにガンガン入ってきます。いつも聞きなれた近所の声ではなく、何百キロも離れた知らない町の人の声がスピーカから大きく聞こえてくるのです。これが夏の最大の楽しみでした。

Eスポは暑い日のお昼頃に突然現れて、10分ほどで消えてしまいます。はるか上空の電子密度の気まぐれが起こすイタズラに、わくわくしたものです。

数年前、糸島市(福岡県)に仕事で行ったことがありました。唐津は近いのでちょっと行ってみたかったのですが・・・残念。

唐津は行ったこともない町ですが、何かの縁を感じます。突発的(スポラディック)に仕事が来れば良いなあと夏空を見上げながら思いました。

(人材育成社)

 


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