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「都会田舎(とかいなか)」

2013年08月04日 | コンサルティング

 「都会田舎(とかいなか)」という言葉をご存知ですか?

マーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏による、「都会」と「田舎」の合成語で、都会の便利さと田舎の魅力をあわせもっているような地方都市を言うのだそうです。

私はこの週末、最近「都会田舎(とかいなか)」として注目され、定年退職後に移り住む場所として人気の高い、神奈川県湯河原町に行ってきました。

ちょうど夏祭りの「やっさまつり」(「やっさ、もっさ」のかけ声で有名です。)の最中で、ちびっ子や大人連・芸妓連が粋な姿で町内をパレードしたり、花火大会も催され、とても賑やかな二日間でした。

 湯河原は、かつては国木田独歩をはじめ、夏目漱石や与謝野晶子、島崎藤村、谷崎潤一郎、芥川龍之介、小林秀雄、山本有三など、多くの文豪たちが執筆活動をしたり、湯河原に移り住んだ人もいるそうです。

近年では、細川護熙元首相のお住まいがあったり、木村拓哉さんをはじめ大勢の芸能人の別荘もあるそうです。

 さて、3日夜の花火大会は、知人が住んでいる湯河原駅裏の高台から初めて鑑賞しました。8時から30分の間に5,000発もの花火が打ち上げられ、なかなかに密度の濃い30分間でした。(写真は、湯河原町より)

知人宅の玄関前に椅子を並べて、5人だけでゆっくり楽しんだ花火。打ち上げ場所からは距離が離れているので、その分、光と音がずれるのですが、近くで見る場合は相当の混雑を覚悟しなければならないのですから、これはなかなかに贅沢な時間でした。そして、周りの山々に木霊するド~ン、ド~ンという花火の音。花火は目で楽しみ、次に体で感じるものだと思いました。

 さて、こうして湯河原でこの週末を過ごした私ですが、都会の喧騒から、そして日常の忙しさから離れ、すっかり身も心もリフレッシュすることができました。

リフレッシュとは、もともとの意味は、「メモリー効果による劣化のあるものを十分に放電し回復(ないし予防)すること」だそうです。

わかりやすく言えば、元気を回復すること。また、生き生きとよみがえらせることだと思います。

「忙しい」とは、「こころを亡くすこと」とよく言いますが、確かに時間に追われる生活が続くと心の余裕をなくしてしまいますね。

仕事に限らず、毎日を一所懸命がんばって生きることは大切ですが、頑張りすぎることは、どこかで心身に無理を強いていることとも言えます。

 たっぷりの緑の中に身を置いて、リフレッシュの大切さを改めて感じた二日間でした。

 (人材育成社)


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