「遅刻しそう」
「間に合うかしら」
バイオリンのケースを持った2人の女性が、フランス語で話しながらエスカレータを駆け上がって行きました。
先週の「ラ・フォル・ジュルネ」での出来事です。 「ラ・フォル・ジュルネ」はフランスで始まったクラシック音楽祭で、日本でも毎年ゴールデンウイークに有楽町の東京国際フォーラムで開催されています。今年も3日間で50万人以上が来場し、大盛況でした。
バイオリンのケースを抱えた2人の女性は、30分後に私たちの前で素晴らしいドビュッシーを演奏してくれました。
それにしても、コンサートではプロの持つスキルの高さがはっきりと伝わってきます。
演奏を聴き終えてしばらくしてから、「講師にとって研修とは、プロのスキルを発揮するコンサート会場と同じなのだ」と改めて思いました。
※ちなみに、フランス語の会話は一緒にいた友人が同時通訳してくれました。彼のスキルもまた高いですね。