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京銘菓

 コンビニ・サークルKで買った伊右衛門のペットボトルに「京都老舗の和菓子フィギュア」全7種類がおまけについていた。サークルKサンクス限定のキャンペーンのようだが、こういったものを見つけてしまうとどうしても集めたくなってしまう。こんなもの集めて何になる?と自分でも変だと思いながらも、すぐに7種全部集めてしまった。まあ、半月ほど前に京都に行ったばかりだから、何となく「京銘菓」という名前に惹かれたのもあるが、やはりこのブログのネタにしようと下心があったのは否めない・・。
 「銘菓」を食べずにフィギュアにしても何の有り難味も感じないのは事実である。ただ京都の有名なお菓子の謂れが一つずつ解説してあったので、それを読むだけでも面白い。また今度京都に行ったときの参考になれば、と思い、写真とともにここに写しておこうと思う。

 鳴海餅本店 『三色団子』
 創業は明治8年。大正13年に京都で初めて「栗赤飯」を販売し以後、古都に根ざした町衆のご用達処として現在に至ります。三色団子も町衆の間に団子が普及し食されるようになり、三色の色は神が喜ぶ色で彩り、神を喜ばせると言われています。


 出町ふたば 『名代豆餅』
 明治32年創業時に初めて大福餅を作りました。今日まで変わらぬ製法で作り続けている、京に残る純粋な生菓子です。


 鍵善良房 『くずきり』
 昭和の初期、信玄弁当の器を模して「くずきり」と「黒蜜」を螺鈿製の器で供し、祇園に遊ぶ文人、墨客をはじめ通人、粋人といわれる人々に好まれました。


 中村軒 『麦代(むぎて)餅』
 麦代餅は、昔から麦刈りや田植え時の間食として供せられ、また多忙な農家などでは日頃もこれが重宝がられました。


 甘春堂 『茶壽器』
 慶応年間に献上菓として作られた茶壽器は本物の茶碗と見紛うばかりの姿だけではなく、数度はお茶をたてていただくことができ、割って味わっていただければ、とけるような妙趣ある菓子です。


 長五郎餅本舗 『長五郎餅』
 天正15年、太閤秀吉が開いた北野大茶会の際、用いられたという由緒正しきお餅です。以後毎月25日の縁日では北野天満宮境内で茶店が出ております。


麩嘉 『麩嘉饅頭』
 京都で慶応年間創業、144年という伝統ある生麩専門店です。風味豊かな青海苔を織り込んだ生麩の中にこしあんが入っている。生麩独特の弾力性、京都産のノリの香り、そして上品な餡、全てが見事な調和を生み出しています。


 これらのお菓子の中で、私が実際に食べたことのあるのは、出町ふたばの『豆餅』、鍵善良房の『くずきり』、甘春堂『茶壽器』、長五郎餅本舗の『長五郎餅』の4種類であるが、どれも美味しかったから、きっと他の3種類も美味しいことだろう。機会があれば、ぜひとも食べてみたい。
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