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海辺の旅館

 もうなんだか毎日が大変で、半ば訳が分からなくなってきたので、一旦小休止した方がいいだろう、と海の近くの温泉宿に一泊してきた。場所は、知多半島の先端・師崎にある「花乃丸」、去年の秋に泊まった「天の丸」と同じ系列の旅館だ。ここにも露天風呂付き客室があったので、その部屋を選んだ。大浴場というのも広々していいのだが、のんびり湯につかれるのはやはりこのタイプの部屋だ。それ以外の部屋には余り泊まる気がしない。贅沢かもしれないが、たまにはリッチな気分に浸りたい・・。
 この「花乃丸」という旅館、以前は違う名前で営業していた。その頃、と言ってももう20年近くも前のことだが、食事に立ち寄ったことがある。どういうわけかそこで近所の人と出会ったからよく覚えている。その時何を食べたかはまるで覚えていないが、娘が着ていたワンピースの色がきれいなスカイブルーだったことは覚えてる・・。
 温泉旅館の大きな楽しみが風呂であることは間違いないが、もう一つの大きな楽しみは言うまでもなく料理だ。どうせ酔っ払って碌に食べない私だから、どんな料理でも余り関係ないようにも思うが、たとえ少ししか食べないにしても、美味しいほうがいいに決まっている。その点、この旅館の料理は十分満足のいくものだった。 

 

 いくら写真を載せたところで、美味しさが伝わるわけではないが、新鮮な魚介類がふんだんに使ってあって、「海の幸」という言葉を実感できた。
 
 「塵労」がほんの少しだけ解消できたように思う。ちょっと幸せな気分になれた小旅行だった・・。
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やっぱり

 海はいいなあ・・。



 しかも露天風呂付きだからも申し分ない!



 命の洗濯・・。
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八百屋の長介

 大相撲の八百長疑惑など、知らぬふりをしていただけで、誰もが「あるかもしれない・・」と思ってきたことだろう。週刊誌が何度もキャンペーンをはったこともあり、場所中のすべての取り組みが真剣勝負だとは思えないと感じてきた人も多いことだろう。しかし、それでも相撲好きな者は力士たちが全力を尽くしていると信じ、贔屓の力士の勝ち負けに一喜一憂する。それこそが大多数のファンの姿勢であり、大相撲を支えてきた力のはずだ。それなのに・・。
 
 予め結果が決まった勝負ほどつまらないものはない。どちらが勝つのか分からずハラハラしながら見るのが勝負観戦の楽しみだ。それなのに、勝負に携わる者が、自分たちの都合で恣意的に勝ち負けを決めてしまうなんて余りに観戦者をバカにしている。どうしてそんなことを平気でやってしまったのか、罪悪感はなかったのだろうか。今は十両力士の摘発ばかりが目立つが、はたして幕内力士は八百長に関与していないのだろうか。さらには八百長は大相撲全体に蔓延している風潮なのかどうか、考えれば考えるほど腹が立ってくる・・。

 と同時に、白鵬の連勝記録もすべてが真剣勝負だったのだろうか?とついつい疑いの目を向けてしまう。魁皇の頑張りも出来レースだったのだろうか、などと、今まで通りの目では相撲を観戦できなくなってしまったように思う。なんとまあ、罪作りで残念な話だろう。
 
 はたして3月の大阪場所は開催できるだろうか・・。この前の野球賭博のときは半ば無理やりに名古屋場所開催をしたが、今度の八百長問題は、根が深い分だけ簡単に開催できるはずがない。一度相撲協会を解散させるくらいの気構えをみせなければ、たとえ開催したところで誰も見に行かないだろう・・。

しかし、「八百長」というニュースを聞いて最初に頭に浮かんだのは、次のような連想だった。

八百長→八百屋の長介→いかりや長介→「だめだこりゃ」 

 他愛もない連想だが、自分としてはなかなかの傑作だと思う。
 もちろんこの「だめだこりゃ」は、相撲協会に向けられた言葉だが・・。

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冬の畑

 入院中の父に頼まれ、畑の様子を見に行って来た。1月2日に、「ネギを採ってきて近所に配ってくれ」と言われて訪れて以来、1か月も放置状態であった畑のことは私も気になっていた。しかし、午前中は父の病院に通い、午後からは塾という毎日を送っていた私にはとてもそんな時間の余裕はなかった。今月になって近くの病院に変わり、塾のスクランブル態勢も一段落したため、父の要請をやっと受けることができた。日陰にはまだ雪が残っている山道を車で走るのは少し怖かったが、気を付けて行ってきた。

 


 父に見せるため携帯で写真を撮った。ネギは一畝抜いてきた。土が硬くて抜きづらかったが、父が丹精込めて作ったネギだけにおろそかにはできず、丁寧に抜いた。ほうれん草は、「まだ抜いてはいけないのかな」と思ってそのままにしておいたが、写真を見た父は、「これなら抜いてもいい」と言ったので、次回は抜いてくることにした。白菜はもうダメかな、と思ったが、まだこれくらいなら食べられるそうなので、これも次に行った時に抜いてくることにした。宿題がたくさん出た・・。

 もうこれだけの畑を一人で管理するのは無理だろうと、私たちは思っているが、父本人は揺れ動いているようだ。「もう畑はやめだ」と呟く日があるかと思えば、「車に乗って畑にいかなければいけない」と強い意志を見せる日もある。母が亡くなって以来20年以上、のめり込むようにして心血を注いできた畑だけに、そう簡単には割り切れないのだろう。そういう父の気持ちも十分わかるが、車の運転はもう危なくてさせられないと思っている私たちだけに、厳しい決断を下さねばならないだろう。可哀そうだが、命に関わることだけに、妥協は許されない・・。
 しかし、やっと今後の療養に目処がついた。今月いっぱい入院すれば家に戻ることができるはず。一時は、もうダメかと思っただけに、ここまで回復してくれたのは夢のようだ。
 だが、ここで油断してはならない。暖かくも厳しい目で見守っていくことが肝要だろう。それが父のため、ひいては私たちのためにもなるのだから・・。

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チェーンの装着法

 ここ二・三日少し暖かい。寒いのにはもう「ごちそう様」と言いたいから、気分も軽くなる。しかし、そうは問屋が下ろさないかもしれないので、またまた寒波が襲ってくることがあるかもしれない・・。
 その用心のため、ひいては来年以降のため、新しく買ったチェーンを装着する手順を忘れないよう、以下に記録を残しておこうと思う。

①スパイク面(ネット表面)を上に、プッシュロックを先頭に、タイヤの裏側に回し込みます。
 


②チェーンの両端を持って、タイヤに沿わせながら持ち上げます。
③タイヤの上部でプッシュロックを接続します。


④チェーン上側をタイヤ奥へ、下側を手前に強く引き出します。
(ネットがタイヤに対して斜めになるようにすれば、下側フック作業が楽になります。

⑤最初に下、後から上の順に外側ロックのアームを接続します。
(下を接続する時は、できるだけチェーンの下側を引き出し、上を接続する時は、下側を奥へ戻し上側をひきだします)


 
⑥チェーン全体を均一に引き出し、付属のロックハンドルで外側2か所をロックします。
(チェーンがタイヤ全体にバランスよくかぶるようにします。外側へ強く引き出すほどロック作業が楽になります。



⑦完成!!



 はめるのに一番簡単なチェーンだという触れ込みだったが、とても簡単には思えなかった。特に⑤⑥には力が要ってかなり疲れた・・。慣れれば少しは楽になるかもしれないが、余り変わらない気もする。少々寒くても、雪さえ降らなければチェーンの世話になることはないから、いつまでも慣れることはないような気もするし・・。

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KAGEROU

 1月はまったく本が読めなかった。読む時間がなかったし、そんな気にもなれなかった。
 ところが、月が変わって2月、いきなり1冊読んでしまった。水嶋ヒロが書いたといわれる「KAGEROU」。さすがに自分でお金を出して買うほどミーハーじゃない。塾生が家にあると言ったのを聞いて、「それじゃあ貸してよ」と軽い気持ちで言ったところ、真に受けたその子が持ってきてくれた。「なんでも読んでみなくちゃ、文句も言えないよね」などと自分に言い訳をしながら読んでみた・・。
 
 40歳最後の日に自殺をしようとビルの屋上から飛び降り自殺をしようとしていたヤスオは、すんでのところでキョウヤに邪魔される。臓器売買のエージェントであるキョウヤはヤスオに体すべてを売らないかともちかける。借金で首が回らなくなり、自殺するしかないと思い込んでいたヤスオはその申し出を受け入れ、キョウヤの属する「全ド協」(全日本ドナー・レシピエント協会)の病院で処置を受ける手筈となるが、その途中で偶然知り合った彼の心臓のレシピエント(移植を受ける者)となる予定のアカネと最後の時を過ごし、命の儚さ、切なさを知る・・。

 かいつまんでみればそんな内容だろう。かいつままなくてもそれだけのことしか書かれてない。活字が大きく、200ページ以上あるとは思えないほどの短時間で読み終えてしまった。驚きだ・・。 
 数ページ読んで、すぐに感じたのは、主人公のヤスオの軽さだ。自殺せざるをえない状況にまで追い込まれた四十男が、これほどまで軽くいられるのが不思議でたまらなかった。いくらなんでもこのヤスオはひどすぎる。ヤスオの人物像がしっかり描かれていないため、一応のテーマらしきものまでも安っぽくなってしまう。これだけで、この小説が破綻していることが分かる。「ポプラ社小説大賞」ってこの程度で受賞できるものなのか、と読む途中で何度唖然としてしまったことか。賞自体も限りなく軽くなってしまったように思う・・。
 じゃあ、お前はこれより面白い小説が書けるのか、と詰問されるとちょっと困る。このブログの記事のように、1,500字前後の駄文ならいくらでも書けるが、想像力を羽ばたかせて一個の小説世界を築きあげるだけの能力が己に備わっていないことくらいは分かっているつもりだ。だけど、そんな私でさえもこれより少しはマシなものが書けるように思えてくるのだから、この「KAGEROU」 のつまらなさは推して知るべしであろう・・。
 小説だと思って読んでいると段々腹が立ってくる。荒唐無稽な場面もいくつかあって、「もう劇画の世界だな」と思えてくるが、それだからこそ映画の脚本と見なすなら、まだ観賞に耐えられるかもしれない。水嶋ヒロにはキョウヤの役をやらせることにして・・。
 
 魔がさしたとしか言えないような読書ではあった。しかし、今回は大枚1,400円を払うことなく、人から借りて読めたのだから、さほどの被害はなかったのかもしれない・・。
 まあ、この本が呼び水となって、また読書欲が戻ってくれればいいのだが、この小説にそれを望むのは無理な気がする。時間の無駄だった、とまでは言わないにしても、最後まで読む必要はなかったな、とかなり後悔しているのだから・・。
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マグロステーキ

 夕食を自分で作らなきゃいけないのは面倒だが、どうしたってお腹は減る。今夜は何を食べようか、・・やっぱりまたマグロだな・・。しかし、二日続けてマグロ丼では余りに芸がない。今夜はステーキにしてみるか・・。でも、作り方が分からない。すぐに妻に電話して助けを求めた。
 「まずはマグロを厚めにきる。切らないと火が通らないから・・。それから火にかけたフライパンにバターをひく」


 「その上にマグロを乗せて少し弱めの火で、丁寧に転がしながら焦げ目を付けていく」






 「火がまんべんなく通ったと思ったら、『野菜たっぷりドレッシング』を全体に掛ける。それで完成」




 案外簡単だった。
 食べてみたらいい具合に火が通っていて、おいしかった。生で食べた方がいいかな、と思いながら作った割にはいい出来だと思う。これも素材がいいからなんだろうな、といっぱしの食通のような感想をもった。


 しかし、後片付けが大変・・。 

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マグロ丼

 娘の引っ越しの手伝いに行った妻は、豪雪のため電車がストップしてしまったため、戻って来るのが水曜以降になった。それはそれで仕方のないことであるが、ただ困ったことに私の食料が底をついてしまった。月曜日に戻る予定で、その分のおかずは作っておいてくれたのだが、それはもうあらかた食べてしまったので、昨日の夕食からは自分で何とかしなくてはならなくなった。とは言え、塾が終わって疲れた体で誰もいない家に戻って、食事の用意をするのはうら寂しいものだ。お腹は空いているが、面倒なことはしたくない。何か簡単なものはないかと考えてみたところ、土曜にマグロの切り身をもらったのを思い出した。


 これは両親がマグロの仲買い商を営んでいる小学生が持ってきてくれたものだが、有難いことに時々こうやってお裾分けにあずかれる。これがまた実に美味しい。このマグロを食べたら、町の魚屋の刺身など食べる気がしなくなる程美味しい・・。
 そんなマグロを大胆に切って、アツアツのご飯の上に乗せてマグロ丼と洒落こむことにした。


 包丁など滅多に持たない私であるから大雑把にしか切れないが、この場合は反ってそれがいい。厚みたっぷりのマグロを贅沢にご飯の上に乗せ、わさびを散らして醤油をかけたら一丁上がり!!


 一気に食べた。本当に美味しかった。しばし、幸福な気持ちで満たされ、家の中にたった一人でいる寂しさなど忘れてしまった。

 ごちそうさま!!
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