じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

節約ブーム

2010-08-16 21:28:32 | Weblog
★ GDPの伸びが鈍化し、景気の先行きが不透明になってきたそうだ。

★ 景気変動は資本主義の宿命だが、高度経済成長を経験した世代にとっては、将来について大きな不安を感じる。

★ この2、30年間で大量生産大量消費から省エネ、エコ、節約と急激な進路変更だ。「もったいない」のスローガンやモノを大切にすることは良いことだが、それならそれで人々の意識や社会体制を変えていかなければいけない。

★ 社会の構造は大量消費時代のままで、現実は節約ブームというギャップが多くの問題を起こしているように思う。もし江戸時代後半ぐらいの生活レベルなら、今の生産高で十分お釣りがくるであろう。ここは国民の覚悟が問われる。

★ 今の日本は人口が多すぎるし、都市に集中し過ぎている。企業はコストの削減を人件費の削減で実現している。雇用はますます減るであろう。工業化時代の産業構造のままではやっていけない。労働者が過剰になり、その価値は下がっていく。さればとてワーキングシェアをする動きもない。

★ アメリカやヨーロッパは景気の回復、雇用の創出を輸出に求めるようになってきた。

★ 最大の市場は中国を中心とするアジアであろう。輸出にとってドル安、ユーロ安は願ってもないことだ。円高を抑制するために協調して市場介入などしてくれない。どこの国も自国の生き残りで必死なのだ。

★ であるなら、加工貿易によって発展してきた日本も、生き残りをかけてしっかり戦略をたて見直さねばならないだろう。

★ 日本は先進国と言う地位にあぐらをかいていた。うぬぼれている間に、韓国も中国もアセアン諸国も着々と成長路線を築いてきている。

★ 金融、運輸、ものづくり、軍事など世界で生き残るにはいくつかの選択肢がある。日本は国をあげて早急に進路を決める必要があろう。

★ そう考えると、もはや猶予はなく、強い政府が必要だと思えてきた。
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