★ なんとも気の重くなる映画だった。何回見ても途中で寝てしまう。断片的なつぎはぎでなんとか見終えた。
★ 第二次世界大戦下のポーランド。西からはドイツ、東からはソ連が侵攻し、国家が消滅してしまう。やがて戦況はソ連有利に傾いていく。
★ そんな中、ソ連が捕虜としたポーランドの将校1万人余をカティンの森近くで虐殺するという事件が起こった。この映画は銃殺される将校と彼らを取り囲む家族を描いたものだ。
★ なぜ、ソ連は将校たちを虐殺する必要があったのか。軍の将校たちは戦後のポーランドを担う人々だったに違いない。ソ連はポーランドを掌握するために彼らにとって危険分子になりかねない将校たちが恐ろしかったのであろう。
★ それにしても、人はどうしてこれほどまで残虐になれるのか。どうしてこれほどまで簡単に人を殺せるのか。もはや感覚がマヒしてしまっているのか。
★ 「お国のため」とか「戦争だから」というフレーズは人々の良心をマヒさせる常套句だ。作戦に関与した人々も、命令だからと自分を納得させ、冷淡になれたのだろうか。
★ 共産主義やファシズムを糾弾するだけでは生ぬるい。ヒトラーやスターリンの異常性のせいにするだけでは物足りない。人間の奥底にある残虐性を何とかしなければ、悲劇はまた繰り返されるかもしれない。
★ 第二次世界大戦下のポーランド。西からはドイツ、東からはソ連が侵攻し、国家が消滅してしまう。やがて戦況はソ連有利に傾いていく。
★ そんな中、ソ連が捕虜としたポーランドの将校1万人余をカティンの森近くで虐殺するという事件が起こった。この映画は銃殺される将校と彼らを取り囲む家族を描いたものだ。
★ なぜ、ソ連は将校たちを虐殺する必要があったのか。軍の将校たちは戦後のポーランドを担う人々だったに違いない。ソ連はポーランドを掌握するために彼らにとって危険分子になりかねない将校たちが恐ろしかったのであろう。
★ それにしても、人はどうしてこれほどまで残虐になれるのか。どうしてこれほどまで簡単に人を殺せるのか。もはや感覚がマヒしてしまっているのか。
★ 「お国のため」とか「戦争だから」というフレーズは人々の良心をマヒさせる常套句だ。作戦に関与した人々も、命令だからと自分を納得させ、冷淡になれたのだろうか。
★ 共産主義やファシズムを糾弾するだけでは生ぬるい。ヒトラーやスターリンの異常性のせいにするだけでは物足りない。人間の奥底にある残虐性を何とかしなければ、悲劇はまた繰り返されるかもしれない。