じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「後手・失策の果て」

2021-01-08 10:24:49 | Weblog
★ 冬期講座が終わり、束の間の一服気分だったが、コロナ感染症の拡大が止まらず、受験がどうなるやら、学校はどうなるやら、塾はどう対応すれば良いのかなど、気持ちが落ち着かない。

★ 追い込まれた菅政権。緊急事態宣言を出さざるを得ない羽目になったが、あまりに遅く、あまりに緩い。

★ 細菌感染症に抗菌剤(抗生物質)を中途半端に投与するようなもので、薬を使うからには徹底的に菌を叩かなければ、症状をより重くする。それに耐性菌も生まれてくる。そうなるとより強い抗菌剤を求めて、イタチごっこが始まる。遂には、病治して命を落とすなんてことになりかねない。

★ 中国に「上医、中医、小医」を表す故事がある。小医は病を治し、中医は人を治し、上医は国を治すという。病を発病前に治す上医こそ目指すべきものだという。

★ そう考えれば、病さえ治すことができず、見通しも立たない菅政権は、「やぶ医者」の最たるものだ。「勝負の3週間」の敗戦処理、責任のなすり合いをしているうちに、事態はより深刻になってしまった。

★ 新聞各紙の論調も政権に厳しい。京都新聞は「後手・失策の果て」との見出しを打った。病禍自体は自然災害のようなものだが、それに適切な手を打たず医療現場を窮地に追いやり、国民に不自由を強いる状況はもはや人災だ。

★ 国民に自粛を呼びかけながら、会合をはしごし、一派とステーキを囲んだという首相は、誰の顔色を窺っているのか。まさかとは思うが、弱小派閥ゆえの太鼓持ちか。それなら宰相を受けるべきではないと私は思う。

★ まずは4都県、しかし京阪神、愛知県など国のお墨付きを願う地方が陸続としている。遂には全国レベルの発出になるのも時間の問題か。「飲食業を中心とした8時までの時短」というのも中途半端な感じだ。結局はロックダウンに至るのではないかと気がかりだ。

★ 数年に1度の寒波で列島は凍え、暴風雪の被害も聞こえてくる。アメリカでは大統領が煽った暴徒が議事堂に乱入すると言った事態だ。曲がりなりにも民主主義の殿堂ともいえるアメリカで、発展途上の国のようなありさまだ。テロやクーデターなども懸念される。そうなると得をするのは誰だろうか。

★ 歴史は動いている。
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