★ ドラマ「闇の伴走者~編集長の条件」(2018年)を観た。原作(新潮社)は長崎尚志さん。
★ 実力者だが変わり者で敵も多いマンガ雑誌の編集長・南部正春がビルから落下して死んだ。事故とも自殺とも殺人とも疑われたが、ちょうど大きな事件と重なったために、十分な捜査はされず転落死で処理された。
★ この真相を元警察官で今は調査会社の調査員(本人は嫌がるが「探偵さん」とも呼ばれている)水野優希(演・松下奈緒)とフリーのマンガ編集者、醍醐真司(演・古田新太)が追い求める物語。
★ 舞台がマンガ雑誌の出版社で、探偵がマンガ編集者というのが新しい。原作著者の長嶋さんは実際にマンガ雑誌の編集に携わっていた方ということで、内実が実に詳しい。マンガに対する蘊蓄にも富む。
★ 編集者というのは黒子で表には出ない存在だが、編集者の力量が雑誌の善し悪しを決めるというのがよく分かった。それに編集者の条件。編集者は何を求めて雑誌を編集すれば良いのか勉強になった。
★ 雑誌にも読者層や時代に応じて「色」(読者層がブルーカラーなのか、ホワイトカラーなのかなど)があったり、読者が雑誌をどう読むのか(継続購読者や気まぐれ購読者など)、とても参考になった(今さら私が編集者になることはないけれど。若い頃は編集に興味があった)。それに「起承転結」。それぞれのバラバラに作品が並んでいるようではあるが、全体を見ればちゃんと「起承転結」になっている。それが良い雑誌だという。なるほどなぁと思った。
★ 実力者だが変わり者で敵も多いマンガ雑誌の編集長・南部正春がビルから落下して死んだ。事故とも自殺とも殺人とも疑われたが、ちょうど大きな事件と重なったために、十分な捜査はされず転落死で処理された。
★ この真相を元警察官で今は調査会社の調査員(本人は嫌がるが「探偵さん」とも呼ばれている)水野優希(演・松下奈緒)とフリーのマンガ編集者、醍醐真司(演・古田新太)が追い求める物語。
★ 舞台がマンガ雑誌の出版社で、探偵がマンガ編集者というのが新しい。原作著者の長嶋さんは実際にマンガ雑誌の編集に携わっていた方ということで、内実が実に詳しい。マンガに対する蘊蓄にも富む。
★ 編集者というのは黒子で表には出ない存在だが、編集者の力量が雑誌の善し悪しを決めるというのがよく分かった。それに編集者の条件。編集者は何を求めて雑誌を編集すれば良いのか勉強になった。
★ 雑誌にも読者層や時代に応じて「色」(読者層がブルーカラーなのか、ホワイトカラーなのかなど)があったり、読者が雑誌をどう読むのか(継続購読者や気まぐれ購読者など)、とても参考になった(今さら私が編集者になることはないけれど。若い頃は編集に興味があった)。それに「起承転結」。それぞれのバラバラに作品が並んでいるようではあるが、全体を見ればちゃんと「起承転結」になっている。それが良い雑誌だという。なるほどなぁと思った。