★ 島本理央さんの「ファーストラヴ」(文春文庫)を読んだ。
★ 放送関係に就活中の女子大生・聖山環菜が二次選考の途中で気分が悪くなり、局を出た後、父親が勤める美術学校で父親を刺殺するという事件が起こった。父親は名の知れた画家で、娘が放送関係に就職することに反対していたというが、それだけで人を殺すとは思えない。
★ 警察の取り調べに、彼女は「動機はそちらで見つけてください」と言ったという。彼女の弁護を引き受けた庵野迦葉弁護士は義理の姉である臨床心理士の真壁由紀と事件の真相を追うことに。彼女はなぜ父親を殺したのか。動機は何か。
★ 事件を追う中で、環菜自身が自覚していない彼女の閉ざされた過去が明らかになっていく。同時に彼女を取り囲む人々、彼女の両親をはじめ、真相を追い求める迦葉や由紀の過去も。
★ 「今」は過去の積み重ねの上にある。
★ NHK BSプレミアムドラマ「ファーストラヴ」(2020年)も観た。由紀役の真木よう子さん、環菜役の上白石萌歌さんが印象的だった。小説を読んで「椿」の意味が分かった。
★ 放送関係に就活中の女子大生・聖山環菜が二次選考の途中で気分が悪くなり、局を出た後、父親が勤める美術学校で父親を刺殺するという事件が起こった。父親は名の知れた画家で、娘が放送関係に就職することに反対していたというが、それだけで人を殺すとは思えない。
★ 警察の取り調べに、彼女は「動機はそちらで見つけてください」と言ったという。彼女の弁護を引き受けた庵野迦葉弁護士は義理の姉である臨床心理士の真壁由紀と事件の真相を追うことに。彼女はなぜ父親を殺したのか。動機は何か。
★ 事件を追う中で、環菜自身が自覚していない彼女の閉ざされた過去が明らかになっていく。同時に彼女を取り囲む人々、彼女の両親をはじめ、真相を追い求める迦葉や由紀の過去も。
★ 「今」は過去の積み重ねの上にある。
★ NHK BSプレミアムドラマ「ファーストラヴ」(2020年)も観た。由紀役の真木よう子さん、環菜役の上白石萌歌さんが印象的だった。小説を読んで「椿」の意味が分かった。