じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

文学史の設問

2022-01-13 20:03:55 | Weblog
★ 近隣の中学校、コロナ感染者が出たようで、1年生が学年閉鎖になった。それ以上のことは、学校からまだ連絡がないということで、今日の塾の授業はひとまず休講にした。1学年の閉鎖で済めばよいが、今の感染拡大からすると、学校閉鎖も現実味を帯びてきた。

★ 学校が休校になるのはインフルエンザも同様でそれほど珍しいことではない。ただ、濃厚接触者の隔離期間と中学3年生の受験が重ならないように祈るばかりだ。

★ さて、高校3年生が受験に向けて文学史の勉強をしていた。立命館大学では国語で文学史の問題が出るという。例えば次の中から、村上春樹の作品を選ぶ問題。①方舟さくら丸、②エーゲ海に捧ぐ、③万延元年のフットボール、④限りなく透明に近いブルー、⑤憂鬱なる党派、⑥羊をめぐる冒険、⑦赤頭巾ちゃん気をつけて

★ 正解はもちろん⑥の「羊をめぐる冒険」だが、今の高校3年生はどれほどの解答率やら。ちなみに勉強していた子は、1冊も目にしたことがないという(読むまで行かなくとも)。

★ 「憂鬱なる党派」や「赤頭巾ちゃん気をつけて」とは懐かしい。前者は高橋和巳、後者は庄司薫だ。学生運動が盛んだったころの物語だね。「エーゲ海に捧ぐ」(池田満寿夫)や「限りなく透明に近いブルー」(村上龍)は随分セクシーな作品が選択肢だね。60代の私には馴染みが深いけれど。今の高3で読んでる人はいるのかな。

★ 別の設問で、「天平の甍」が井上靖、「高野聖」が泉鏡花ぐらいは、ちょっと文学史をやればわかるかな。
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