神エホバはイスラエルの民に外人居留者を虐待したり圧迫してはならない律法を与え、外国人をご自分の民と同じように扱うようにされました(出エジプト記22:21)。次いで神エホバは、やもめや父なし子、つまり弱い立場の者の福祉を考慮した律法を次のように与えられました。
「あなた方はどんなやもめや父なし子も苦しめてはならない。もしこれを苦しめるようなことがあって、その者がわたし(エホバ)に向かって叫ぶことになれば、わたしは間違いなくその叫びを聞く、そしてわたしの怒りはまさに燃え、わたしは必ず剣をもってあなた方を殺し、あなた方の妻はやもめとされ、あなた方の子らは父なし子とされるであろう」(出エジプト記22:22~24)。
神エホバは、やもめや父なし子の弱い立場の者の福祉を考慮した律法を上記の聖句の通りに与えられました。そのため聖書の申命記の中に示されている通りに、やもめや父なし子のために収穫物の刈り残しやオリーブの実やぶどうの実の取り残しを命じ、命の糧を与えなければならない規定を与えられました(申命記24:19~21)。もしも、やもめや父なし子を苦しめることがあり、その者が神エホバに向かって助けを叫び求めるなら、神エホバはその助けを求める叫び声を必ず聞き、裁きを行うことを明らかにされました。その裁きは一家の頭の命を奪い、妻や子供がやもめまた父なし子になるという、裁きでした。ですから、やもめや父なし子の福祉をイスラエルの民は自分のことのように顧みる必要がありました。ですから、エホバの民は隣人を自分自身を愛するように愛しなければなりませんでした(マタイ22:36,39,40)。今日の法律は如何でしょうか。国民一人一人が、今日紹介の聖句に示されたような弱い人の福祉を配慮するように定めた法律があるでしょうか。
吊るし柿 自然の甘さ 広がりぬ 今日の一句
庭の「もみじ」