現在社会は、何事も自分を高め、他の人に「奉仕する者(仕える者)」として爽やかな生き方をする方が少ない社会になりました。皆様方はどのように感じておられますか。たびたびお伝えしていますが、聖書は、現在の社会を「終わりの日の対処しにくい危機の時代」と予告していた通りになっています。そのため、うぬぼれる者、ごう慢な者、粗暴な者、善良さを愛さない者、片いじな者、誇りのために思い上がる者等々が多く、謙遜に他の人に「奉仕する者(仕える者)」として働くことを好まないようです(。テモテ第二31:1~5)。ですから、物事が順調に進まず、住みずらい世の中・対処しにくい危機の時代になっています。
ちなみに「仕事」という字は、「仕える事」と読むことができます。ですから、単に労働すること・働くことが、仕事ではなく、他の人に「仕える事」が「仕事」と理解することができます。広辞苑は、「仕事」は「しなくてはならない事」と、説明しています。
イエス・キリストは最後の晩さんのときに、弟子たちが「だれが一番偉いのか」と激しく論争していた時、「奉仕する者(仕える者)となりない」と、模範を示し教えられました(ルカ22:24~26)。そのことがルカの福音書に次の通り記録されています。
「ところが、彼ら(弟子たち)の間には、自分たちのうちでだれが一番偉いのだろうかということについて激しい論争が起こった。しかしイエスは彼らにこう言われた。「諸国民の王たちは人々に対して威張り、人々の上に権威を持つ者たちは恩人と呼ばれています。ですが、あなた方はそうであってはなりません。。むしろ、あなた方の間で一番偉い者は一番若い者のように、長として行動している者は奉仕する者(仕える者)のようになりなさい。・・・わたし(イエス)は、奉仕する者としてあなた方の中にいるのです」(ルカ22:24~27)。
上の聖句に記されている通り、イエスは弟子たちの師でありながら「奉仕する者(仕える者)」として模範を示されていました。そのため、弟子たちの間で「だれがだれが一番偉いのか」の激しい論争が持ち上がったときに、「奉仕する者(仕える者)」となりなさい、と教えられました。
このイエスの教えは、イエスの弟子であるクリスチャンだけではなく、一般の方々も適用してくだされば、日々の業務の生活、業務の遂行が順調になり、爽やかな生き方ができるでしょう。互いを愛し、奉仕する者(仕える者)としての生き方は、神エホバのご意志であり、エホバからの祝福が与えられます(ヨハネ13:34,35)。あなたもそのようなお一人であれば幸いです。
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すすき穂の 優しく揺れる 道辺かな 今日の一句
近くの道辺に咲いている「フヨウ」