聖書の使徒たちの活動の記録の中に、設立されれまもないクリスチャン会衆内で、ヘブライ語を話すクリスチャンたちがギリシャ語を話すやもめたちを不公正な扱い・差別をしていたことが記されています(使徒6:1)。そうした状況を知った使徒たちは、ギリシャ語を話すやもめたちの差別を解消し、「日ごとの分配」がゆきわたるようにするため、7人の神エホバの知恵に満ちた確かな男子を捜し出すようにしました(使徒6:1~3)。その7人の選ばれたクリスチャンの中にステファノがいました。ステファノは信仰と聖霊と慈しみと力に満ちた人でした(使徒6:4、8)。ステファノはユダヤ人以外の人々に神の王国の良いたよりを宣べ伝え、「大いなる異兆としるしを行って」いました。すると、諸諸国民のある人々が「ステファノと論じ合うため立ち上がった」が、「ステファノの語るその知恵と霊に対抗」することはできませんでした(使徒6:8~10)。そこでステファノに対抗できない人々は、人々を唆し、ユダヤ人と年長者と書士たちをあおり立て、ステファノを「力ずくで捕らえ、サンヘドリンに引いて行った」のです(使徒6:11,12)。それだけではなく、真理を語るステファノについて、偽証を行いました(使徒6:13,14)。そうした中で、ステファノはどのように見えたのでしょうか。次のように使徒たちの活動の中に記されています。
「それで、サンヘドリン(中央法廷)に座している者が彼(ステファノ)を見つめていると、彼(ステファノ)の顔はみ使いの顔のように見えた」と記されています(使徒6:12)。
上の聖句に記されている通り、ステファノは、ひどい偽証をされている中でも、「み使いの顔のように見えた」と、記されています。これはどういう意味でしょうか。み使いたちは、エホバ神からの福音・永遠の良いたよりを携えていますので、恐れず、穏やかで、平安な思いでいることができますステファノの場合もみ使いと同じような思いを抱いているので、サンヘドリンの憎しみに満ちた裁き人でさえ、ステファノの表情がみ使いのように、恐れず、穏やかで、平安な思いに満たされていることが分かったのです。ステファノがそのような態度を保てたのは、神エホバの約束への信仰と聖霊と慈しみと力に満ちた人だったからです。私たちもステファノの手本に見倣うことができます。
あなたも、ステファノの手本に見倣う方々のお一人であれば幸いです。
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枇杷の花 目立たぬ様で 咲きており 今日の一句
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宇和島市和霊公園の「銀杏落ち葉」