婦人病で血の流出を患っている女性はイエスを捜し出し、どうするでしょうか。
その女性は、イエスの行われた奇跡の癒しについて聞き、ついにイエスを捜し当てました。「あの方の外衣にただ触るだけで、私はよくなる」と、心の中で考えながら、自分がモーセの立法下では汚れていることを念頭において、できるだけ目立たないように群衆の中を進みました。そしてそっとイエスの外衣に触ると、直ぐに血の流出が止まったのを感じました。
直ぐにイエスは、「誰が私の外衣に触りましたか」と言われましたので、その触った女性はとても驚いたに違いありません。イエスはどうして外衣に触られたことが分かったのでしょうか。ペテロは、「先生、群衆があなたを取り囲んで、押し寄せて来るのに、「誰が触ったか」と言われるのですか」とつぶやきました。
イエスは群衆を見回して、その女性を捜し、「だれかが私に触りました。私は力が自分から出て行くのが分ったのです」と、説明されました。実際、それは普通の接触ではありません。病気が癒される結果として、イエスの活動する力が出て行ったのです。
イエスに気付かれずには済まなかったのを知った女性は、恐れおののきながらイエスのところにやって来ます。そして、イエスの前にひれ伏し、全ての人の前で、自分の血の流出の病気をありのままに語り、自分がたった今、どのようにして癒されたかを話しました。
その女性がすべてを正直に告白したことに心を動かされたイエスは、同情心を持って女性を慰め、「娘よ、あなたの信仰があなたをよくならせました。平安のうちに行きなさい。そして、あなたの悲痛な病気から解かれて健やかに過ごしなさい」と、言われました。神の王国で地上を支配する者として、神エホバのお選びになった方イエスが、こうした温かい同情心に富まれる方で、人々を深く気遣われるだけではなく、苦しむ人々を助ける力を持っておられるということを知るのは、実に素晴らしいことです。神の王国の希望に堅く立つことが出来るのではないでしょうか(マタイ9:18~22.マルコ5:21~34.ルカ8:40~48.レビ記15:25~27)。
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