イエスはイチジクの木を枯らすことによって、弟子たちに信仰を持つことの重要性を教えられました。さらに信仰の質には、別の関連もあることを明らかにされました。
当時イスラエル国民は、イエスが枯らされたイチジクの木のように、外見で人を欺いていました。イスラエル国民はエホバ神との契約関係に入っており、外見では神エホバのおきてを守っているかのように見えたかも知れませんが、実際には信仰がなく、良い実を生み出していないことを示して来ました。イスラエル人には信仰が欠けていたため、神エホバご自身のみ子イエスを退けることをしています。ですから、イエスは実を結ばないイチジクの木を枯らすことにより、この不毛で不信仰なイスラエル人に臨む結末を目に見える仕方で示されたのです。
そのすぐ後、イエスと弟子たちはエルサレムへ入り、習慣通り、神殿に行き、イエスはそこで神の王国の良い便りを教え始められました。祭司長と民の年長者たちは、前の日にイエスが神殿の境内の両替屋たちに対して行ったことを覚えていたのでしょう、イエスに、「どんな権威でこうしたことをするのか。そして、誰があなたにこの権威を与えたのか」と、挑みました。
イエスは次のように言われました。「私も、あなた方に一つのことを尋ねます。あなた方が私にそれを言うなら、私もあなた方に、どんな権威で私がこれらのことを行うかを言いましょう。ヨハネによるバプテスマ、それはどこから出たものでしたか。天からでしたか、それとも人からでしたか」。
祭司と年長者たちは、どのように答えるべきかを相談し始めました。「我々が「天から」と言えば、彼は「では、なぜ彼(イエス)を信じなかったのか」と、言うだろう。だが、「人から」と言えば、我々にとっては群衆が怖い。彼らは皆ヨハネを預言者と見ているからだ」。
宗教指導者たちは、イエスに何と答えれば良いか分かりませんでした。それで彼らは、イエスに、「私たちは知らない」と答えました。
そこでイエスは、「私も、どんな権威で自分がこれらのことを行うかを、あなた方には言いません」と、返答されました。
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燕らの 低空飛行 夕暮れる 今日の一句
庭に咲いている「超ミニバラ」
- 直径約2cmです -