イエスは、奴隷に五タラント、二タラント、一タラントを与えた話しをし、五タラント、二タラント受け取った奴隷は、それぞれ働き、神の王国を宣べ伝える業を行いましたが、一タラント受け取った奴隷はそれを地中に隠しておいた話をされました。引き続きイエスは何を教えられるでしょうか。
イエスは続けて、「長い時を経たのち、その奴隷たちの主人が来て、彼らとの勘定を清算しました」と、話されました。イエスが清算のために戻って来られたのは、およそ1,900年後の20世紀になってからでしたから、それは確かに「長い時を経たのち」でした。次いでイエスは次のように説明されました。「五タラント受けていた者が進み出、追加の五タラントを差し出して、こう言いました。「ご主人様、私に五タラントを委ねてくださいましたが、ご覧ください、私はさらに五タラントを儲けました」。主人は彼に言いました、「よくやった、善良で忠実な奴隷よ!あなたは私のものに忠実であった。私はあなたを任命して多くのものをつかさどらせる。あなたの主人の喜びに入りなさい」」。同様に、二タラントを受け取った奴隷も自分のタラントを2倍にしたので、同じ賞賛の言葉と報いを受けました。
それにしても、これらの忠実な奴隷たちは、どのように主人の喜びに入るのでしょうか。彼らの主人であるイエス・キリストの喜びとは、外国という天のみ父エホバ神のもとに行った時に、神の王国の所有物を受け取るというものでした。現代の忠実な奴隷・油注がれた忠実なクリスチャンたちに関して言えば、彼らには神の王国の責任をさらに委ねられるという大きな喜びがあり、地上での歩みを終える時には、神の王国に復活させるという喜びの最高潮を迎えるのです。では、三番目の奴隷についてはどうでしょうか。
この奴隷は不満を表し、「ご主人様、私は、あなたが手厳しい方であることを知っておりました。それで私は怖くなり、行って、あなたの一タラントを地中に隠しておきました。さあ、これはあなた様のものです」と、言いました。この奴隷は、神の王国を宣べ伝えて弟子を作ることによって、耕された畑で働くことをわざと拒みました。それで主人は、彼の事を「邪悪で無精な者」と呼び、裁きを宣告されました。「彼からその一タラントを取り上げなさい。それで、この何の役にもたたない奴隷を外の闇に投げ出しなさい。そこで彼は泣き悲しんだり歯ぎしりするだろう」。この邪悪な奴隷級の人々は、外の暗闇に投げ出されるので、霊的な喜びを一切奪い去られます。
これはイエス・キリストの追随者を自認する人、すべてにとって、厳粛な教訓となっています。もしそのような人々が主人から賞賛の言葉と報いを得たいと思うなら、また外の闇と最終的な滅びに投げ込まれたくないなら、神エホバのご意志の神の王国を宣べ伝える業を十分行って、天の主人の持ち物を増やすために働かなければなりません。この点であなたも絶えず努力をしている方であれば幸いです。
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ワンちゃん 静かに過ごす 梅雨の雨 今日の一句

庭に咲いている「アルストロメリア」