神エホバはご自分の民・イスラエル人がエホバが命じた道から早くも離れ、子牛の金の像を作り、偶像崇拝に陥ったので、イスラエル人を根絶やしにする、とモーセに告げました。すると、モーセは神エホバにイスラエル人を根絶やしにしないように率直に懇願しました。神エホバはモーセの請願にどのように応じられるでしょうか。聖書には次のように記されています。
「それでエホバは考え直し、先に言った災難を民(イスラエル人)にもたらさなかった。
モーセは向きを変え、証しの石板2枚を持って山(シナイ山)を下りた。石板は両面に、表にも裏にも、文字が書かれていた。石板は神(エホバ)が作られたものであり、文字は神(エホバ)が書いたもので、石板に刻まれていた。ヨシュアは民(スラエル人)の叫び声を聞き、モーセに言った。「宿営で戦いの声がします」。モーセは言った。「勝利について歌う声ではない。敗北について嘆く声でもない。別の歌声が聞こえる」。
モーセは宿営に近づき、子牛(の像)と踊りとを見ると、怒りに燃え、山の麓で、手にしていた石板を投げて砕いた。モーセは彼ら(イスラエル人)が作った子牛(の像)を取って火で焼き、粉々に砕いた。そして水面にまき散らし、それをイスラエル人に飲ませた。モーセはアロンに言った。「この民(イスラエル人)に大きな罪をもたらすとは、彼らがあなたに何をしたのですか」。アロンは答えた。「どうか怒らないでください。あなた(モーセ)もよく知っている通り、この民(イスラエル人)はすぐ悪いことをします。彼らは私(アロン)に言いました。「私たちの前を行く神を作ってください。私たち(イスラエル人)をエジプトから連れ出したあのモーセがどうなったか、分からないからです」。そこで私(アロン)は言いました。「金を身に着けている人は、それを外して私(アロン)に渡しなさい」。そして私(アロン)がそれ(金)を火に投げ入れると。あの子牛(の金の像)が出てきたのです」」(出エジプト記32:14~24)。
上の聖句に記されている通り、神エホバはモーセの請願を聞き入れ、イスラエル人に災難をもたらさなかったことが記されています。神エホバご自身が謙遜な態度の模範を示されました。さらに、モーセがシナイ山からエホバが記した石板2枚を持って下りると、イスラエル人が子牛の金の像を持って踊り興じている姿を見て怒り、石板2枚を粉々に打ち砕きました。しかしアロンはモーセに興味深いことを告げました。アロンはモーセに怒らないように伝え、子牛の金の像は、民が持ち寄った金を火の中に投げ込むと、子牛の金の像が出てきた、ことを伝え、イスラエル人が作ったのではない、と説明しています。
さてモーセはどのように反応するでしょうか。次回に引き続き紹介致します。
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みかん食べ ヒヨドリピーと 鳴きて去る 今日の一句
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