モーセは移り住むカナン地方がどのような場所なのか、具体的に偵察する内容を指示し偵察隊を送り込みました。偵察隊はカナン地方から40日後に帰り、モーセに報告した内容が次のように記されています。
「その人たち(イスラエル人の偵察隊)は出ていき、その土地をチンの荒野からㇾボ・ハマトに近いレホブまで偵察した。ネゲブに入った時にヘブロンに来た。そこには、アナク人であるアヒマン、シェシャイ、タルマイがいた。なお、ヘブロンはエジプトのツォアンより7年前に建てられた。その人たちはエシュコルの谷に来た時、ブドウが1房付いた枝を切り取った。それは、棒に掛けて2人で運ばなければならなかった。ザクロもイチジクも同じようにした。その場所をエシュコルの谷と呼んだのは、イスラエル人がそこで切り取った(ブドウの)房にちなんでのことだった。
40日がたち、その人たち偵察から戻った。そして、パランの荒野のガデシュにいたモーセとアロンおよびイスラエル人の民全員の所に来た。民(イスラエル人)全員に報告を持ち帰り、土地の果物を見せた。モーセに次のように報告した。「あなたが遣わした土地に入りました。まさしく非常に肥沃な土地でした。これがそこの果物です。でも、そこに住む人々は強く、町は非常に大きく、防備されています。しかも、アナク人も見ました。ネゲブ地方にはアマレク人が住み、山地とヘト人、エブス人、アモリ人、海辺とヨルダン川沿いにはカナン人が住んでいます」。
カレブは、モーセの前にいる民を静めようとして、言った。「すぐに向かって行きましょう。必ずその土地を取得できます。間違いなく征服できるのです」。しかし、一緒に行った人たちは言った。「あの人たちの所に攻めて行くなって無理だ。彼らは私たちより強い」。そして、偵察してきた土地についてイスラエル人にあれこれと悪い報告をして言った。「偵察のために通った土地は、住む人たちを食い尽くす土地だ。そこで見た人たちは皆、並外れて大きかった。そこでネフィリㇺを見た。ネフィリㇺから出たアナクの子たちだ。それに比べると、私たちはバッタのようだった。彼らもそう思ったに違いない」」(民数記13:21~33)。
モーセにカナン地方を偵察に遣わされた人たちは40日後に帰り、モーセとアロンとイスラエル人の民に報告しています。カナン地方は土地が肥沃でブドウの房は棒に掛けて2人が運ぶほどの大きな実りのものでしいた。しかし、カレブと一緒に偵察に言った人たちは、移って行く土地の人たちは強くて太刀打ちできない、ことを報告しています。自分たちはバッタのようだ、と消極的な報告をしています。
神エホバがイスラエル人に与えると約束した土地について、消極的な報告は、イスラエル人にどのような影響を与えたでしょうか。次回に引き続き紹介致します。
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