聖書には、神エホバに不敬な態度を取ったイスラエル人は、神エホバの裁きによって命が絶たれたのを見ても、直ぐにモーセとアロンに不満を口にし始めたことが記されていました。このような状況をご覧になった神エホバは、モーセに、「民から離れなさい、彼らを瞬く間に根絶やしにする」と告たことが次のように記されています。
「 モーセとアロンは会見の天幕の前に行った。エホバはモーセに言った。「民から遠ざかりなさい。私(エホバ)は彼ら(モーセとアロンに不満を言ったイスラエル人)を瞬く間に根絶やしにする」。2人はひれ伏した。モーセはアロンに言った。「「香入れを取り、祭壇からそれに炭火を入れ、香を載せ、急いで民の所に行って、彼らのために贖罪をしなさい。エホバの憤りが表されるからです。災厄が始まっています」。アロンはすぐ、モーセが言った通りに香入れを取り、会衆の中に走っていった。民の間で災厄が始まっていた。アロンは香を載せ、民のために贖罪を始めた。そして死んだ人と生きている人との間に立ち続け、神罰はついに止んだ。この神罰で死んだ人は1万4700人で、ほかにコラの件で死んだ人たちがいた。神罰が止んだ後、アロンは会見の天幕の入り口にいたモーセの所に戻った。
エホバはモーセに言った。「イスラエル人に話して、部族ごとに1本のつえを、それぞれの部族の長から取りなさい。全部で12本である。つえにそれぞれの人の名前を記す。レビのつえにはアロンの名前を記しなさい。部族ごとに、長のつえは1本なのである。それらのつえを、会見の天幕の中の証しの箱の前、私(エホバ)がいつも現れる場所に置きなさい。私(エホバ)が選ぶ人のつえから芽が出る。こうして私は、イスラエル人が私(エホバ)に対して、またあなたたちに対して口にしている不満を静める」」(民数記16:43~50.17:1~5)。
上の聖句に記されている通り、神エホバは不満を口にするイスラエル人を瞬く間の根絶やしにすることを告げ、神罰を受けたのは1万4700人であったことが記されています。この神罰はモーセがアロンに指示し、アロンが贖罪し続け、やっと神罰がやんだことが記されています。モーセの寛大に神エホバへのとりなしが神エホバに受け入れられたことが分かります。続いて神エホバはモーセに、12部族の長からそれぞれ1本、計12本のつえを取るように指示し、神エホバが選び人のつえから芽がでることを告げられました。そうすることによって、民がモーセとアロンに不満を述べていることが静まる、ことを教えられました。
さて、モーセはどのように対応するでしょうか。次回に引き続きお伝え致します。
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