モーセは神エホバに命じられた通りホル山に登り、アロンは山頂で死んだことが聖書には記録されていました。引き続き聖書は次の出来事を記録しています。
「カナン人でネゲブに住むアラドの王は、イスラエルがアタリムを通ってやって来たことを聞き、イスラエルを攻撃して、何人かを捕虜にして連れ去った。イスラエルはエホバに誓約してこう言った。「この民を私の手に渡してくださるなら、必ず彼らの町を滅ぼし尽くします」。エホバはイスラエルの声に耳を傾け、そのカナン人たちを渡した。イスラエルは彼らと彼らの町を滅ぼし尽くした。それで、その場所はホルマと呼ばれた。
民はホル山から旅を続け、エドム地方を通り抜けずに紅海の道を進み、旅のために疲れ果てた。民は神(エホバ)とモーセを何度も非難し、こう言った。「どうして私たちをエジプトから連れ出して荒野で死なせるのか。食べ物も水もない。私たちはこの貧弱なパンにうんざりした」。エホバは民の中に毒蛇を送り、蛇が民を次々にかんだので、多くのイスラエル人が死んだ。
民はモーセの所に来て、言った。「私たちはエホバとあなたを非難して、罪を犯しました。蛇を取り除いてくださるよう、エホバに祈ってください」。モーセは民のために祈った。エホバはモーセに言った。「毒蛇の複製を作り、さおに取り付けなさい。かまれた人は、それを見て生き続けるように」。モーセはすぐに銅の蛇を作り、さおに取り付けた。蛇にかまれて銅の蛇を見るなら、その人は生き延びた」(民数記21:1~9)。
上の聖句に記されている通り、カナン人のアラドの王はイスラエル人がアダリムを通って入ってくると、攻撃し、何人かを捕虜として連れ去りました。その時神エホバはイスラエル人の誓約の祈りの言葉を聞き、イスラエル人を助け、カナン人たちは滅ぼし尽くされたことが記されています。私たちも苦難に直面した時、神エホバに助けを祈り求める必要があることをこの出来事は教訓として教えています。
その後イスラエル人は神エホバとモーセに何度も非難をしています。その結果イスラエル人は毒蛇にかまれて死ぬように神エホバは裁きました。するとイスラエル人は悔い改め、モーセに神エホバに救いを祈り求めるように懇願しています。温厚なモーセは民のためにエホバに災厄を取り除いてくださるように祈っています。すると、神エホバは死ななくて済む方法をモーセに指示し、モーセは直ぐに神エホバに答え応じています。モーセの従順な態度に見倣うことができ、かつ、神エホバは悔い改めた人を許されることが分かります。
イスラエル人は順調に旅を続けることが出来るでしょうか。次回に引き続き紹介致します。
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昼に咲き 可憐なりけり 月見草 今日の一句
お隣の庭に咲いている「ヒルサキツキミソウ」