聖書にはモーセはイスラエル人がエドㇺの領地を通過することをエドㇺの王に願い出たが、その願いを拒否され、強大な軍隊を率いて出てきたため、イスラエルはそこを離れたことが記されていました。その後の様子を聖書は次のように記録しています。
「イスラエルの民全体は、カデシュを出発してホル山に来た。エホバは、エドㇺ地方の境界沿いのホル山で、モーセとアロンに言った。「アロンは死んだ先祖たちと共に横たわる。私(エホバ)がイスラエル人に与える土地には入らない。あなたたちはメリバの水に関して私(エホバ)の指示に背いたからである。アロンとその子エレアザルを連れて、ホル山に登りなさい。アロンの服を脱がせて、その子エレアザルに着せなさい。アロンはそこで死ぬ」。
モーセはエホバに命じられた通りにし、3人は民全体の目の前でホル山に登っていった。モーセはアロンの服を脱がせて、その子エレアザルに着せた。その後アロンは山頂で死に、モーセとエレアザルは山を下りた。民全員はアロンが死んだことを知り、イスラエルの民全体はアロンのために30日間泣いた」(民数記20:22~29)。
上の聖句に記されている通り、イスラエルの民はエドㇺの街道を通れなかったのでホル山に登ったことが記されています。その時神エホバはモーセとアロンに、「アロンは死んで先祖たちと共に横たわる。私がイスラエル人に与える土地に入らない。あなたたちはメリバの水に関して私(エホバ)の指示に背いたからである」と言われました。その言葉通り、アロンは死に、イスラエルの民全体はアロンのために30日間泣いた、ことが記されています。祭司アロンはエホバのご意思の伝達者の特権を誤って用いたため、神エホバはその責任を負わせたことが分かります。このことは誰であっても神エホバからの特権を乱用してはならないことを教えています。
引き続き聖書にはイスラエル人に生じた出来事が記されていますので、次回にお伝え致します。
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