モーセは神エホバに対し、不満を述べた民・イスラエル人を許してくださるように心から請願しました。そのモーセの請願を聞き入れ神エホバは許しを与え、かつ忠実な民には報いを与える約束をされたことが次のように記されています。
「エホバは言った。「あなた(モーセ)の言葉を受けて、彼ら(不満を述べたイスラエル人)を許す。それでも、生きている私自身に懸けて誓うが、エホバの栄光が地上全体に満ちる。とはいえ、私の栄光と、私がエジプトと荒野で行った奇跡とを見ながら、これまで10回も私を試し、私(エホバ)の言うことを聞かなかった人は誰も、私が父祖たちに誓った土地を見ることはない。私(エホバ)に不敬な振る舞いをする人はだれもそれを見ない。ただし、私(エホバ)に仕えるカレブは、異なる精神を持っており、心から私の後に従ってきたので、私は、彼が行った土地に必ず彼(カレブ)を連れて行く。彼の子孫はそこを所有する。アマレク人とカナン人が谷に住んでいるので、あなたたちは明日引き返し、紅海の海を通って荒野に向かうべきである」。
エホバはモーセとアロンに言った。「この悪い民(不満を言ったイスラエル人)は、いつまで私に対して不満を口にし続けるのか。イスラエル人が私(エホバ)に対して不満を口にするのを聞いている。民(イスラエル人)に言いなさい。「エホバは宣言する。「生きている私自身に懸けて誓う。私(エホバ)はあなたたちが(不満を)話していることを聞いており、その通りあなたたちに行う!あなたたちはこの荒野で倒れて死体となる。20歳以上の登録された人全て、私(エホバ)に対して不満を口にした人全員である。あなたたちは私が住まわせると誓った土地に入ることはない。ただし、エネフの子カレブとヌンの子ヨシュアは別である」(民数記14:20~30)。
上の聖句に記録されている通り、モーセの請願を神エホバは聞き入れ、許しを与えられました。しかし、神エホバに対し不満を言い続ける民に対しては、その不満の声を聞いており、ご自分の契約の民であっても不満を述べる20歳以上のイスラエル人全てを死に処することを宣言されています。しかし、神エホバに忠実に仕えているカレブとヨシュアに対しては祝福を与え、死に至ることはない、ことを誓約されています。このことから神エホバの裁きの執行は、無差別ではなく、神エホバのご意思を守り行う人を選別し、救いをもたらす神であることが分かります。
引き続き神エホバがモーセとアロンに伝えたエホバの裁きの内容が記されていますので、次回にお伝え致します。
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