神エホバは、ご自分に不満を述べた民に裁きを執行するために、モーセに「コラ、ダタン、アビラムの天幕の周りから離れなさい」と、指示されました。さて、事態はどのように進行するのでしょうか。聖書には次のように記録されています。
「モーセは立ってダタンとアビラムの所に行った。イスラエルの長老たちも一緒に行った。モーセは民に告げた。「どうか、この邪悪な人たちの天幕から離れてください。彼らのものに触れてはなりません。彼らの全ての罪のために皆さんも滅ぼされることのないためである」。民は直ちにコラ、ダタン、アビラムの天幕から、その辺りから離れた。ダタンとアビラムが出て来て、自分の天幕の入り口に立った。妻、息子、幼い子供も一緒だった。
モーセは言った。「これから分かりますが、エホバが私(モーセ)を遣わしてこの全てを行わせているのっであり、それは私の心からでているのではありません。この人たちが全ての人と同じようにして死に、全ての人が受けるのと同じ処罰を受けるのであれば、エホバが私を遣わしたのではありません。しかし、エホバが普通ではないことを行い、地面が開いて彼らと彼らの全てのものをのみ込み、彼らが生きたまま墓に下るのであれば、この人たちがエホバに不敬な振る舞いをしたということがはっきり分かります」。
モーセがこの全てを話し終えると、彼らの足元の地面が裂けた。大地が開いて、彼らと彼らの家の人たち、コラの側に付いた全ての人、全ての物をのみ込んだ。彼らと彼らの側に付いた全ての人は、生きたまま墓に下り、大地が彼らを覆った。こうして彼らは会衆から消え去った。周りにいたイスラエル人は皆、彼らの絶叫を聞いて逃げた。「大地が私たちも飲み込むかもしれない」と言った。また、エホバのもとから火が出て、香を捧げていた250人を焼き尽くした」(民数記16:25~35)。
上の聖句に記録されている通り、神エホバに不敬な振る舞いをした民は、まさに力を用い、地面を裂き、不敬な民をのみ込み、死に至らせた裁きが記録されています。さらに香を捧げていた250人は、神エホバのもとから火が出て、焼き尽くされたことが記されています。こうした神エホバの裁きの事例は、これから生じるハルマゲドン(地上から悪人を処断する神エホバの大いなる戦いの日)の時には、神エホバのご意思を学び、学び行わなかった人も、イエスが予告されている通りに、処断されることが分かります。是非神エホバのご意思を学び、守り行いたいものです。
さて神エホバはモーセに何を指示されるでしょうか、次回に引き続き紹介致します。
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遠雷に 急ぎ帰りの 支度かな 今日の一句
庭に咲いている「ランタナ」