しゅうとのナオミの指示通りにルツはボアズの足元に横になって寝た結果、善良で義にかなったボアズはルツのマントを広げさせ、6杯分の大麦を与えました。ルツは起きた事柄をナオミに報告しました。続いて聖書は進展を次のように記しています。
「ボアズは町の門の所に行き、そこに座った。すると、ボアズが言っていた買い戻す権利を持つ人が通り掛かった。ボアズが、「ここに来て、座ってください」と言うと、その人は来て、座った。そしてボアズは町の長老10人を連れてきて、「ここに座ってください」と言い、長老たちは座った。
ボアズは買い戻す権利を持つ人に言った。「モアブの田舎から戻ってきたナオミは、私たちの親族エリメレクの土地を売らなければなりません。私は、この件をあなたに知らせてこう言うべきと思いました。「この住民と民の長老たちの前でその土地を買ってください。あなたが買い戻すのでしたら、そうしてください。しかし、そうしないのでしたら、私に言ってください。買い戻す権利はまずあなたにあり、私(ボアズ)はその次だからです。その人は答えた。「私が買い戻しましょう」。ボアズは言った。「あなたがその土地をナオミから買う日には、夫を亡くしたモアブ人のルツからもそれを買い、死んだ人の名前を相続地に残さなければなりません」。すると、その人は言った。「私は買い戻せません。私の相続財産が減ることになりかねません。権利を放棄しますので、あなた(ボアズ)が買い戻してください。私は買い戻せないからです」。」(ルツ記4:1~6)。
上の聖句に記されている通り、ボアズは別の買い戻しの権利のある人にナオミの土地の買い戻しを勧めた結果、買い戻しの意向を示されましたが、ルツの土地の買い戻しも進めた結果、その人は買い戻しの権利を放棄しました。
さて、当時のイスラエルの買い戻しの権利やその譲渡に関する規定から、どのように進展するでしょうか。次回に引き続き紹介致します。
WWW.JW.ORG
陽傾き 自然公園 初秋かな 今日の一句
道辺に咲いている「トレニアの花」