自分の思い通りにならないと他人のせいにするのは人の常ではありますが、政権与党の皆様の子供じみた言い訳には飽き飽きしてしまいました。
田中法務大臣の後任人事の件を問われて、「自民党時代にも前例が・・・」などといったコメントを聞くと、「だから何だって言うんだ。」と思ってしまいます。チャントした理由をコメントすれば済むことでしょう。前例があろうがなかろうが、自民党が良かろうが悪かろうが知ったことではありません。自分達の考えをしっかりと伝えることが重要なのではないでしょうか?
確かにマスコミが、そこだけを切り取って強調しているのかも知れません。しかしながら、活字媒体でもないのに言ってもいないことが流れる筈もありません。切り取られたらまずいような発言であれば、そもそもしなければ済むだけの話です。全くもって不用意というか脇が甘いと言うしかありません。小泉元首相のように、マスコミ受けするようなコメントをワンフレーズに凝縮する手法もあるのですから、皆さん見習うべきでしょう。
それにしても言い訳の多いことよ。政権与党には言い訳は求められておりません。どのような状況であろうとも、それを打開する義務が課されております。どのような言い訳をしようとも第一義的な責任は政権与党にあるのです。他党を非難する暇があったら、どのようにすべきかを真剣に考え行動しなければならないのです。
にも関わらず、現政権は状況を打開する意思も能力も無いどころか、自分達の置かれた状況に対する危機感のひとかけらも無いように思われます。この期に及んで子供じみた言い訳をしているようでは、全く希望がもてません。はっきり言って、もうどうして良いのやら判らないような状況に追い込まれているのではないでしょうか。重要法案は通せない。解散は出来ない。起死回生の打開策はない。ないない尽くしの八方塞がりなのではないですか。
こうなったら唯一可能なことは、内閣総辞職して下野することです。民主党以外で選挙管理内閣を組閣し、重要法案を速やかに処理した後に国民に信を問うことではないでしょうか。政治の停滞は一刻も許せないと言っていた面々が停滞させまくっている状況を打開するにはこれしかないと思うのですが・・・。
これを実現するには首相の決断一つに掛っております。野田首相は、もう充分の仕事をなし得たと思います。これ以上首相の座に留まっても、日本国のためになし得ることは何も無いと思います。晩節を汚さないためにも、日本国を救うためにも一刻も早く退陣されることを願います。