ここ数日、大陸からの大気汚染物質の飛来(参考:「大陸からの大気汚染物質飛来」)がないせいか、低く垂れ込めた雲がかかっているにも拘らず遠方まで見通しが利いています。昨日は有明海の沿岸を走行しましたが、対岸の遥か先の山並みがクッキリと望めます。本当に久々に車窓を全開にし潮風を浴びて爽やかな気分を味わうことが出来ました。
しかし、よくよく考えてみれば、これが当たり前のことなのです。汚してみてはじめて気付く環境の大切さです。現代社会は利便性の上に成り立っています。その利便性は、ある意味で環境汚染の上に成り立っているともいえます。一旦享受した利便性を放棄することは出来ないでしょう。結局は、利便性の追求と環境汚染との狭間で成立しているのが現代社会なのではないかと思ってしまいます。このまま環境汚染が進行すれば、何時の日にか後戻りの効かないところまで行ってしまうことにもなりかねません。
今後、利便性の追及と環境保護のどちらを優先させるかに人類の存亡がかかってくることになるかも知れないことを自覚し行動することが大切なのではないかと自戒を込めて考えさせられました。
<参考> 「立場を変えてみると・・・」