山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

「連呼するアベノミクスの虚しさよ」

2016-01-16 | 川柳
 先日、国会中継をラジオで聴いておりますと、安倍首相はご自分の経済政策を自慢するとき「アベノミクス」を頻繁にお使いになります。例えば「アベノミクスの果実は」とか「アベノミクスによって」などなど・・・。
 一方、野党からその政策に疑問を投げかけられると、途端に「アベノミクス」が消えてしまい、他の言葉に置き換えられてしまいます。そして、追い込まれそうになると民主党政権の時には「あーだった。」「こーだった。」とやたらと対比させることによって、ご自分を優位に立たせようとする言辞が際立ちます。

 一国の宰相に対して申し上げるには不遜な言葉かも知れませんが、何となく子供じみているのではないかと思わないでもありません。どのような批判にさらされても、もっと大人の風格でもって対応されるよう望みます。

 それから、政策をご自慢したい気持ちは分からなくはありませんが、「アベノミクス」を連発するのは、海外での発言ではいざ知らず、国内においては「~の経済政策によって」などの方が馴染みやすいのではないかと思います。

 ついでに言わせていただければ、他人が「安倍内閣」というのは当然のこととして、自ら「安倍内閣においては」などとご自分の名前を冠して呼ぶのは如何なものかと思います。何時からそのように呼ぶようになったのでしょうか?
 自分が自分がといった印象が強すぎるように感じます。そりゃ、強いリーダーシップぶりを演出したい気持ちは理解できなくはありませんが、何となく日本人の感覚にそぐわないのではないかと思います。

 何事もほどほどにしておかないと慣れを通り越して、鼻につくようになってしまいます。そして、小さな躓きでも、大きなしっぺ返しとなってしまうことでしょう。