山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

佐賀県が4年連続ワースト~10万人当たりの人身事故件数

2016-01-28 | 政治・経済・社会
 佐賀県警が発表した県内で昨年発生した交通事故状況によれば、人口10万人当たりの人身事故件数が4年連続全国ワーストになったと報道されておりました。その前年も2位と不名誉な記録を続けているようです。以下、報道によるデータを記しますと、

 佐賀県(1,025件)、静岡県(877件)、宮崎県(849件)、香川県(798件)、福岡県(781件)、・・・、秋田県(207件)、北海道(206件)、岩手県(199件)、島根県(199件)、鳥取県(183件)

 となっております。また、負傷者数は11,493人でこれもワースト、死者数も48人でワースト5位となっているそうです。

 そしてざっとした原因分析があり、それによれば人身事故の全体の半数が追突事故によるものだとし、「携帯電話などを操作せず、運転中は運転に集中して」と呼びかけているといった県警交通部長のコメントが掲載されておりました。しかしながら、このような分析は他都道府県でも似たり寄ったりではないでしょうか。

 佐賀県における何がしかの特殊要因があるのではないかと考えさせられます。佐賀県と年齢構成などの社会的が似ている岩手、島根、鳥取とは対極にあります。
 運転者の気質の問題でしょうか。ワースト5に九州から3県が入っていますので、居住県別運転者のデータを分析してみる必要があるかも知れません。
 あるいは道路、信号、歩道などの整備状況に違いがあるのかないのか。これらが要因であるならば、運転者だけの問題ではありません。

 当然県警においてもっと詳しい分析が行われていると思います。これを県民に周知徹底し、適切な対策を講じることが汚名返上に資することになるものと思います。