曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

鯛めし

2011年06月20日 | 日記

今日の花

バラに似ているけどバラではありません。名前は知りませんが草花です。

 


 今日は時間帯によっては青空が見えましたがほとんど雨でした。蝶は無し。

家内が鯛を買ってきたので鯛めしを作ることになりました。魚をさばくのは私の役目で小魚から鰤・大鯛クラスまで何でもやります。私は若い頃から30年間沖へ出てアマチュア漁師をやりました。今は釣りを止めて蝶の写真一本ですが長い間お魚さんを沢山成仏させてきました。食物連鎖の頂点にいる私たちは他の生き物の命を粗末にしないことが大切だと思います。美味しく料理すれば残す所なく頂くことができて無駄がありません。今日の鯛めしは遊漁船の船頭さんに教えてもらったもので、鯛釣りに連れて行ってもらうと船上でのお昼ご飯に釣ったばかりの鯛でよく作ってくれました。釣りたての鯛で作った炊きたての鯛めしは最高に美味しかったことは今でもよく覚えています。その後作り方を教えていただき家でもしょっちゅう作るようになりました。子供たちも小さい頃から大好きでした。

今日作った鯛めしの鯛は時期的にむぎわら鯛であり、釣ったばかりでもないのであまりよいものではありません。そこで牛蒡と人参を加えて鮮度を誤魔化しています。船上で食べる鯛めしはシンプルに鯛だけで炊きますがそのようなわけにはいきません。でもそこそこ美味しかったです。

二匹いたので一つは片身刺身とし残りをソティーにしてアラはお汁にしました。


今頃の時期の鯛はむぎわら鯛と呼ばれ最もおいしくないものとされています。それで安かったのかな。


刺身用


三枚におろします


左のうろこ付きの片身が刺身用


皮を引きます


背身と腹身の冊


家庭料理ゆえ盛りつけは簡単に


鯛めし用


うろこは丁寧に取ります


内臓を取り出し良く洗います


500gの鯛は鯛めしにはちょうどいい大きさですがおさまりが悪いので半分に切りました。丸ごと炊きます。


この大きさの鯛で4合のお米です。お醤油が一合に付き大匙いっぱい、今回は具が入るので大匙いっぱいを追加、それから全体にお酒を大匙いっぱい加えます。私の所ではお醤油が甘口なので味醂は入れませんが関東などの辛口醤油なら味醂を少々足してください。水加減は調味料を足して4合分の水加減にします。


炊きあがりました


魚を取り出して骨を外します。

骨をきれいに取り除かないと咽に骨が刺さることになりかねません


骨を外した残りの身を炊飯器に戻して全体を混ぜて出来上がりです。

 

男の手料理で出来る簡単な料理ですが美味しいですよ。この頃は鯛も高級魚ではなくなりお手頃の価格です。鮮度の良いちょうどいい大きさの鯛があったらお試しください。鯛があまり小さいと美味しくありません、やはり少し大きめの方がよくお出しが出るようです。