曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

ヤクシマルリシジ

2011年06月26日 | 日記

今日の花

やはり今の時期はアジサイですね。白木山登山道の脇に咲いていました。花が咲いて終わるまでの間に何人がこの道を通るでしょうか。おそらく一ケタだと思います。

その近くでシダが山の斜面を覆っていました。梅雨の雨でしっかり葉を広げていて若々しい緑がきれいです。


 昨日夕方少し時間が取れたので白木山へ登って来ました。もしかしてオオムラサキが飛ぶかもしれないし、最後のクリの花にアカシジミもいるかもしれない。日中は32.5度まで気温が上がり真夏並みでした。こんな日は蝶たちも日中は活動を避けて夕方活動するものです。

期待は見事に外れましたが、昨日はいろいろそれなりの収穫はありました。白木山山頂にもウラナミジャノメがいたし、午前中にはヤクシマルリシジミをとらえました。

ヤクシマルリシジミは山口県では10数年前に大島で初めて見つかった南方の蝶ですが、今ではみかん畑などに普通にいます。今年は初出現が遅くて昨日初めて雄を見つけたような状態です。

それに引き換えルリシジミは6月の初めごろから二化の雄が沢山出初めて、以後近年見たことのないほど沢山のルリシジミが飛び回っています。ルリシジミとヤクシマルリシジミはとてもよく似ていますので今日は両方の雄を載せてみました。


ヤクシマルリシジミ

 

 


ルリシジミ


模様の違いに気が付きました。


正常


異常

いかがですか。6月の初めごろの写真ですが写っているルリシジミは全て雄です。多い時には100頭近くのルリシジミが目の前で舞っていました。

 


白木山山頂の蝶

ウラナミジャノメ

樹上高く飛ぶゴマダラチョウ

夕方ならではの光景です。ゴマダラチョウは夕方活発に飛び回ります。

 

ついでに山頂から眺めた瀬戸内海

向こうに見えるのは愛媛県の青島。

瀬戸は日暮れて 夕波小波 


屋代ダム公園 初夏

2011年06月26日 | 日記

今日の花

ハナショウブ

6月下旬さすがに花も終わりに近いのでしょう。


 屋代ダム公園は5月の初めごろ行って以来長い間訪れていなかったので今月中にどうでも行かなくてはと思っていました。コムラサキ・ホシミスジ・ウラナミジャノメなどどうしても確認しておきたかったのです。これらの蝶は昨年の秋に見つけた蝶ですが6月にはみんな出そろっているはずなので梅雨の晴れ間を狙って一昨日見に行ってきました。久々に晴れると気温も上がり夏の到来を感じさせる陽気で歩き回るだけでもきつい一日でした。

久々に見るダムは満水になっているのに驚きました。梅雨のさなかですから当たり前ですよね。岸辺に生えていた柳の木はみんな水につかっていて外側に回ることはできなくなっていました。残念ながらコムラサキは1頭も見つかりませんでした。

いつも出迎えてくれる2羽のガチョウは私たちを見つけるといつものようにヨタヨタとやって来て首を上下に振り愛想を振りまいてくれましたが私たちは何にも餌を持ってないので無視していました。更に白いガチョウが私の傍までやって来て足にまとわりつくので撫でてやろうかなと思った瞬間、ズボンの上から足に咬みついてきたのです。まさかの行動によけることもできず3か所も咬まれてしまいました。相当きつく咬んだと見えて夜お風呂に入る時よく見たらしっかりと痕が付きお湯がしみるほどの傷でした。以前にも私の傍まで来たときに見せた首を振る行動は親愛の情ではなく威嚇だったのですね。 昔子供が小さかった頃宇部の常盤公園に行ったことがあります。その時にカッタ君で有名だった桃色ペリカンが今日と同じようにヨタヨタとやって来て子供にあの大きな嘴でパコンと咬みついたのを思い出しました。私はおかしくて笑っていましたが子供はきっと怖かったのでしょうね。余計な事を書きましたがダムのガチョウたちとうまく付き合うためにはパンか何か食べ物を準備するとよいと思いました。水の中の鯉たちも何か頂戴としきりに周辺を泳いでいましたがなにもくれないのでがっかりしたことと思います。
来月行く時にはおやつを持ってゆきましょう。

春爛漫の屋代ダム公園は 5月10日

早春の公園は  3月16日


ほぼ満水の屋代ダム

 


湖面より少し高い所に野外劇場があります。

 


県道奥畑線の上側には散策道や整備された川があり一帯は蝶の宝庫です。


農園付き貸別荘 ガルテンヴィラ

 


屋代から奥畑を通ってオレンジロードへ出て源明山の笛吹き峠まで行きました。ここはホシミスジがいることで知られていますが昔はオオムラサキもいたそうです。先日長者ヶ原にはオオムラサキがすでに出ていたのでもしかしたら笛吹き峠にもいるかもしれないとの期待を抱いてしばらく待ってみたのですがオオムラサキの姿はありませんでした。ここ笛吹き峠は尾根の一部が絶壁になっていて蝶が気流に乗って上がって来るといわれています。わたしはその絶壁の上に張り出している岩の上に座り下を見下ろしながら待ちました。真下はおそらく40〜50mの切り立った所です。まさに体が空中に浮かんでいるような感じがします。最初岩の上に上がった時にはかなり怖い感じですがしばらくすると馴れてくるものです。真東を向いているので嵩山から東和地区の方が一望のもとに眺められます。


東安下庄 その向こうは東和道の駅のある下田・森・平野


温泉のある竜崎 その向こうは鹿家  さらに船越


大泊と安下崎


立島と伊崎その後は沖家室

 


本日の蝶

ホシミスジ

 

ウラナミジャノメ

 

 

サカハチチョウ

 

キマダラセセリ