4月7日
岡崎で昼食の予定ですが時間的に余裕があるのでお庭を見に行くことにしました。明治時代の七宝作家の並河靖之の家が記念館として公開されているので見てきました。庭は七代目小川治兵衛の初期の作品です。明治のころの個人の家の庭の様子をよく伝えているため京都市指定の名勝となっています。同じく小川治兵衛の作品で近くにある山縣有朋の別荘であった無鄰菴を一緒に紹介します。ただし写真は昨年の春のものです。
並河 靖之 記念館
池の上まで張り出した縁側 当時としては洒落たガラスの引き戸が入っています。今でも当時のガラスが入っていてゆらゆら波打っています。
この庭にも疏水の水が引かれています。
懐かしい昔の台所
並河邸近くの白河の流れ
お菓子屋さんの工場だそうですが小売りもしてくれるようです。
山縣有朋別荘 無鄰菴
仁王門通り 右側は岡崎瓢亭の裏口
庭の一番奥にある滝 疏水の水はここから流れて行きます。水をふんだんに使った回遊式庭園が個人のお庭で作れるなんてすごいですね。
日露戦争の開戦について話し合われた無鄰菴会議が開かれた部屋です。山縣有朋・伊藤博文・桂太郎・小村寿太郎の4人がこの部屋に集まって開戦を決めたそうです。
南禅寺総門 このあたりから山際の本堂までかなりの距離ですがみんな南禅寺の土地だったのでしょう。
私たちが定宿としている白河院の庭園も小川治兵衛の作と言われているので ついでにご紹介しましょう。
白河院 庭園
この岡崎界隈には広大な別荘群があり、学生のころにはだれの家だろうという疑問と田舎では見たこともないような立派な日本式豪邸に驚いていました。