曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

現在飼育中の カバマダラ

2013年08月23日 | 日記

今日の風景

 

みかん畑より

今日は天気があまり良くないので残念ですが青い空と青い海は望めません。昨日から安下庄湾に帆船が停泊しています。日本丸でしょうかそれとも海王丸でしょうか。この距離ではわかりません。

 


 今日はまた蝶の話に戻ります。8月3日に4年ぶりで南国からのお客様カバマダラが家のまわりにやって来た話を書きました。以来、野外での観察と室内での飼育を並行して続けています。飼育を始めて20日経ちましたのでまとめてはありませんが飼育の状況を少しご紹介します。

 


飼育中のカバマダラ幼虫

カバマダラというのはこんな蝶です。見かけたら知らせてください。

カバマダラという名前の由来はご存知でしょうか。樺色(蒲色)のマダラチョウということですがカバ色という言葉はもう死語に近くて若い人にはわからないことが多いようです。アサギマダラとかルリマダラとか色によって名づけられたものが多いですね。

北アメリカ大陸を季節によって旅する有名な蝶がいますが、オオカバマダラと言います。オオカバマダラもカバマダラも色は同じようです。カバマダラは東南アジアからアフリカまで普通にいる蝶です。

 

アサギマダラの幼虫と少し似ていますね。参考までに次にアサギマダラの幼虫の写真を入れておきましょう。

似ていないですか。

蛹にはこのような緑色のものとピンクのものがいます。左側に脱皮殻が落ちています。

2齢になる直前の初齢幼虫

孵化後だいぶ時間がたっていますが初齢幼虫です。

角が現れています2齢になりました。

野外で偶然見つけた孵化直後の幼虫です。

前蛹から蛹になったばかりです。30分前に見たときにはまだ前蛹だったのですが朝食を済ませて見に行ったらもう脱皮していました。

餌が足りなくなるので時々移動させます。

孵化したばかりの幼虫はまず卵の殻を食べます。野外で手持ちの撮影ですがよく映っています。

終齢近くなるとトウワタの葉はあっという間に食べつくされます。

蛹が五つ見えますか。

産んで間のない卵です。

この幼虫も朝に孵化したばかりですが午後見に行ったらもう姿はありませんでした。何かに食べられたのでしょう。

こうして食草のトウワタを離れて歩き回り始めたらもうじき蛹になります。

次々と前蛹になりました。

うまく前蛹・蛹・終齢幼虫が一緒に撮れました。 

 

もう2・3日で成虫が見られます。 楽しみですね。