曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

日暮れ時の幻日と彩雲

2015年01月13日 | 日記

今日の木の実

クチナシの実   クチナシの木をこの頃あまり見なくなりました。クチナシに白い花が咲くのは誰もよく知っていますが、このような赤い実がなるのをご存知ですか。むかしは漬物の色付けに使っていたように思います。もちろん今でもいろんな食品の黄色の着色に使われているようです。

 


 今日は少し暖かい一日だったので、午後にはみかんもぎに行きました。さすがに夕方になり日が西に傾いてくると肌寒くなってきたので仕事を止めてふと西の空を見上げると、縦長の虹のように光っている雲が見えました。持っていた小さいカメラで撮ってみましたが光っている部分はあまりうまく撮れませんでした。そのうちに縦長に光っているところはだんだん短くなり太陽に近い方が赤色の光の塊になりました。最初彩雲かと思って写真に撮ったのですが、空と雲の図鑑で調べてみるとこのような現象は幻日ということが分かりました。最初彩雲と書きましたが訂正します。幻日は太陽から左右に22度ほど離れた所に現れるもので雲を作っている氷の粒で太陽の光が反射しておこるものだそうです。この現象はそれほど珍しいものではなくて年に20~30回見られるそうです。意識して幻日を見たのは初めてでした。

家に帰ってもう一度西の空をよく見るとわずかに彩雲も見られました。色鮮やかというには程遠い雲でしたが夕日とは違った色でかすかに赤や青の色のついた雲でした。これは彩雲と言ってもよいのではないでしょうか。

 


日没前の西の空  山の端に見える雲は虹色に見えました。

この時は彩雲の一種だろうかと思って写真に撮りました。

こうなると強く輝くところは一か所に集まりはっきり幻日と分かります。太陽と幻日の見られるところとは22度の角度だそうです。

この時にはもう幻日は消えてしまいました。

この時少し彩雲が見えてきたようです。

明日は雨になるそうですが、今日は暖かでよい一日でした。

 


家に帰ってカメラを出してかすかに見える彩雲を撮りました。

雲の形は見る間に変わって行きます。彩雲の前を飛行機か鳥でも飛んでくれると絵になるのにね。

 


今日の蝶

スイバにいたベニシジミの幼虫