今日の花
昨年の6月に挿し木した椿ですが一輪見事に咲きました。椿の好きな友人が20種類くらい枝を送ってくれました。その中の一つです。
この椿を送ってくれた友達が名前を教えてくれました。「数寄屋」という名で侘助の一種だそうです。
柳井市に用事があって出かけたついでに柳井市の山に登ってみました。冬の山には蝶は飛んでいませんが成虫のままひっそりと木の葉の裏や草陰に止まって冬越ししている蝶がいます。幼虫で冬越しするものや卵のままで春を待つものもいます。この時期にそんな蝶たちを見に行くのも楽しいですね。
エノキの木の根元ではオオムラサキやゴマダラチョウの幼虫が見つかります。彼らは夏から秋まではエノキの梢にいて葉を食べて成長しますが、晩秋になって木の葉が色づき落葉し始めると枝から幹へと這って行き幹を伝って根元まで下りてきます。そして根元の周りに積もった落ち葉の中に隠れて静かに春を待ちます。こんな風にして冬眠している幼虫を落ち葉を1枚1枚めくって探すのですがこれがまた結構面白いのです。蝶にとってはいい迷惑ですね。山の中のエノキの下で辛抱に探すときもありますが根回りの落ち葉を集めてコンテナに入れて家に持ち帰りテーブルの上に広げて一枚一枚調べることもあります。昨日は3本のエノキの根回りにあった落ち葉を持って帰り2時間かけて調べました。結果はゴマダラチョウの幼虫5匹とオオムラサキの幼虫は0でした。その他は蜘蛛が2匹と蟻が1匹、名前の分からないゴキブリのような虫が1匹見つかりました。
今日の音楽 (らんらんさんより)
「こうもり序曲 」指揮:クライバー
「新春らしく♪ゴマダラチョウに捧げるワルツ。」とらんらんさんのコメントにありました。新春とはいえ本当の春はまだ先の先、ゴマダラチョウは3月いっぱいは眠っていたいのだと思います。それともゴマダラチョウは夢の中で踊ってくれるでしょうか。寒い冬の間ゴマダラチョウにも楽しい夢を見せてあげたいですね。ゴマダラチョウの入っている箱をパソコンの側に持ってきて聴かせてみましょうか
でも、下の写真を見てください。本当によく寝ているように見えませんか。この幼虫が4月になりエノキの新芽が出てくるころには落ち葉の中から這い出して大きな幹を登って行くのです。幹や枝を登って行く姿は昨年の春に動画で紹介しましたが首を左右に振りながら這って行く姿はとてもかわいかったですね。
ゴマダラチョウの越冬幼虫
その他