今日の花
馬酔木 白沙村荘の庭にはたくさん植えられていました。
銀閣寺への道のわきにある白沙村荘は気付かない人も多いようですが、学生時代にはこの近くに住んでいたものでよくここの庭へ入ったものです。時にお金がある時には庭を眺めながらお抹茶をいただいたりしてリッチな気分になりました。
ここは大正・昭和時代の近代日本画家橋本関雪が自ら設計し造園した広大な庭園に囲まれた屋敷で、1913年から61歳で亡くなる1945年までここに住んで活動していたそうです。銀閣寺の前のこの辺りは一面の田圃であったようですが、今では信じられない気がします。庭園は日本画家が自らの感覚で作ったもので四季折々の美しさを見せています。個人のお家とは信じがたいスケールです。
白沙村荘
北門 入口
瑞米山
ハナワサビでしょうか ?
瑞米山を南側から
存古楼
倚翆亭
如舫亭
持仏堂
美術館
存古楼
庭園には各所に石造美術品が配置されています。平安時代のものから江戸期にいたる石造美術品を橋本関雪が収集したものです。
外に出ると銀閣寺道です。この道は学生時代にどれほど歩いたかしれません。
疏水のわきに植えられた桜は橋本関雪の植えたもので、関雪桜と呼ばれていたそうです。今年は残念なことに咲いていません。
銀閣寺は観光客ですごい人ですが、ここはとても静かです。